バフェットも絶賛したS&P500とは?構成銘柄やNYダウとの違いを解説!

ミスターマーケット

どうも、日米株投資家のミスターマーケットです。

 

米国株を投資でよく目にする「S&P500指数」ですが、みなさん本当に知っていますか?

 

ミスターマーケットはなんとなくしか知りませんでした。

 

ですので、今回調べてみました!

SP500・ダウ30配当込みチャートはノーマルをどれくらい上振れするのか?

2017年12月25日

 

 

S&P500とは?米国株式市場の大型500銘柄??

 

“S&P500″は、米国株式市場の代表的なインデックスです。

 

S&P500はニューヨーク証券取引所やナスダックに上場する米国の主要産業を代表する500社で構成。S&Pダウ・ジョーンズ・インデックス社によって時価総額加重にて算出されています。

 

米国のS&P500と比較されるのが、日本のTOPIXですが、TOPIXは東京証券取引所の銘柄だけで構成されており、算出自体も東京証券取引所が行っています。似ているようで少しちがいもあります。

 

また、S&P500は米国株の大型株を順番に500銘柄を選んだという単純な構成ではなく、業種分散も考慮されており、米国市場全体を代表する指数になっています。S&P500採用銘柄は米国株式市場の時価総額の約80%をカバーしています。

 

S&P500構成銘柄の規模

S&P500指数をベンチマークとする運用資産の総額は11兆2千億米ドルを超え、連動する金融商品の運用資産額は約4兆6千億米ドルにおよぶスーパー指数です!

 

ミスターマーケット
ちなみに、僕は、S&P500指数を商売にしているS&Pグローバルにも投資しています。
SPGI

【SPGI】S&P500やNYダウも算出する格付会社S&Pグローバル-2年で株価は1.89倍・配当は1.35倍

2021年10月30日

 

 

S&P500とNYダウの違いは?

 

一方で、NYダウは米国の代表的な30社を選定し、価格加重をもちいるインデックスです。30社だけであること、また価格加重は銘柄ごとに株価によって影響が異なりますので、米国市場全体を反映しているとは言えません。

 

対する、S&P500は米国の全主要セクターに投資する時価総額加重をもちいる指数ですので、NYダウより米国市場全体の動きを反映しているインデックスと言えます。

【2019】NYダウ平均とは?ダウ工業株30種の構成銘柄比率・配当利回り・増配年数

2019年2月17日

 

 

S&P500の構成銘柄

 

S&P500構成銘柄TOP30

 

では、具体的にはどのような銘柄で構成されているのでしょうか。

 

下の表は2021年2月のS&P500の上位30銘柄です。
S&P500構成比率(TOP30-合計40.12%-20210225)

1位からApple・Microsoft・Amazon・Alphabetといった流行り銘柄が並んでいます。2020年秋にS&P500に採用されたテスラも入っています。

 

S&P500は時価総額加重の指数ですので、時価総額が大きいものが並びます。つまり、株価が高くなっている流行り銘柄が大きいウエイトを占める指数とも言えます。

 

ミスターマーケット
S&P500とNYダウの構成の大きな違いはTOPのappleでも6%程度ということです。さすが、500社の指数というところでしょうか。

 

S&P500構成銘柄の過去の推移

 

過去のS&P500上位10構成銘柄の推移も見てみましょう。下は1990年からの上位10構成銘柄の推移一覧です。

S&P500 構成銘柄推移グラフ SP50020180321 SP50020190620

 

 

表にあるのは超一流企業の面々です。米国企業、そして世界企業の勃興の歴史をみているようです。

 

少し話はそれますが、ミスターマーケットはこのように新しい企業が次々とでてくる新陳代謝の良いのも米国株式市場の魅力だと思います。

 

ミスターマーケット
S&P500は大型株を集めたものとはいえ、500社もありますから、新しく成長力がある企業も多くあります。ですので、新陳代謝の激しい米国株式市場の魅力を取り込むにはNYダウよりも良いかもしれません。

 

 

S&P500構成セクター

 

次は、構成セクターを確認してみましょう。
S&P500セクター比率(20210225)

上位から情報技術(27.0%)、ヘルスケア(13.1%)、一般消費財・サービス(12.2%)、金融(11.4%)、通信(11.0%)と続きます。

 

ミスターマーケット
近年は情報技術セクターが大幅に株価をあげているため割合が増えているのですが、ヘルスケアも増えています。一方で、金融セクターは2018年には2位の14.9%、を占めていましたが、直近は第4位の11.4%まで低下しています。

 

 

S&P500の有効性

 

S&P500は米国の主要産業を代表する500社で構成されています。ですので、国際分散という面では米国1国では物足りないような気がするのも確かです。

 

しかし、下↓はS&P500の採用銘柄の海外売上高比率(%)ですが、40%を超えています。大型株ということもあり、多国籍企業が多く、また強固なブランドを保有する企業も多いため、世界市場全体からも十分果実を取り込める指数とも言えそうです。

 

少し気になるのが、年々海外売上高比率が減少していることです。2016年は2003年以来の低水準らしく、もしかすると米国企業の他国でも売上を伸ばす能力はピークを過ぎたのかもしれません。

 

S&P500地域売上比率

 

さきほど、少し触れたように、S&P500は時価総額加重ですので、時価総額が大きい、つまり株価が高騰している銘柄の比重が高まる傾向にあります。ですので、S&P500に投資をすると、どうしても高値掴みしやすいとも言われます。

 

ただ、投資の神様、バフェットもS&P500インデックスファンドを推奨していることから、まぁ、小さい誤謬と考えてもいいような気がします。

 

バフェットもS&P500インデックスファンドを推奨した?
2013年のバークチャー社の株主への手紙で、奥さんへの遺言として遺産運用は90%はS&P500インデックスを、10%は米国短期国債を買うように推奨したと述べています。

 

 

S&P500に投資するなら?ETFやつみたてNISAでも投資できます。

 

S&P500に投資したいなら、一般の投資信託や上場投資信託(国内ETF・海外ETF)などいくつかの選択肢があります。

 

僕はMAXIS米国株式上場投信(2558・ETF)でS&P500に投資しています。二重課税調整制度も適用で、オススメです。

MAXIS米国株式(S&P500)上場投信【2558】

2558:MAXIS米国株式(S&P500)上場投信は米国株の二重課税調整制度対象ETFでおトク!

2021年1月19日

 

また、S&P500は2018年から開始されたつみたてNISAの対象とする指数の1つに指定されています。

 

投資信託を使いたい場合は、その対象から選ぶといいでしょう。

 

つみたてNISAの国別の指数は日本のTOPIXや日経225などのほかにはS&P500しかありません。投資の世界では広く一般的に使われていると考えて良さそうです。

 

つみたてNISA 採用指数

 

今までなんとなくしかわかっていなかったS&P500ですが、今回知識を得たことで、今後は「S&P500( ・`ー・´) + キリッ」と言えそうです。

 

YouTubeにS&P500の動画も載せてみました。参考にしていただけたら幸いです。

これからも一緒に学んで、よりよい投資家になっていきましょう(^^)

 

ミスターマーケットのノイズでした。

 

参考資料:「S&Pダウ・ジョーンズ・インデックス社」「大和投信信託」「東京証券取引所」「金融庁」

SPONSORED LINK

2 件のコメント

  • 最近のバフェットは、もうボロボロの結果です。
    バフェットを信じない方がいいと思いますね。

    • まりおねっとさん、コメントありがとうございます。

      そうですね。僕はあまり他の投資家は信じるとか信じないで考えたことないですね。
      参考にできるとこは参考にするぐらいがちょうど良い気がしています。

      今後ともよろしくお願いします。

  • コメントを残す

    メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

    CAPTCHA


    ABOUTこの記事をかいた人

    アバター

    どうも!ミスターマーケットです。 Mr.マーケットは30代半ばの普通の会社員です。20歳から株式投資をはじめ、現在は日本株と米国株で配当を中心に長期投資を行なっています。よろしくお願いします。