【2019】NYダウ平均とは?ダウ工業株30種の構成銘柄比率・配当利回り・増配年数

ミスターマーケット

米国株の代表的な指数であるNYダウ平均を調べます。

 

 

「NYダウ平均」とは?-ダウ工業株30種平均

 

米国株の代表する指数といえば「ダウ工業株30種平均」です。

 

「ダウ平均」や「ニューヨークダウ」と言われます。

 

S&Pダウ・ジョーンズ・インデックス社が算出している、ニューヨーク証券取引所やナスダックに上場している30銘柄の平均株価指数です。

 

一般的に米国株(さらに米国経済)の動向を示す指数とされています。日本言えば、「日経平均225」にあたります。

 

ダウ平均の過去の推移です。

NYダウ株価推移

 

米国株は右肩あがりのイメージが強いですが、実は90年代後半から10年ほど停滞していたことがわかります。

 

 

NYダウ平均の構成銘柄

 

次にNYダウ平均の構成銘柄です。セクター別に表してみました↓

dow-jones-industrial-average

 

情報技術セクター(6社)

  1. アップル
  2. ビザ
  3. IBM
  4. マイクロソフト
  5. インテル
  6. シスコシステム

 

消費財セクター(4社) –

  1. ボーイング
  2. ユナイテッドテクノロジーズ
  3. スリーエム
  4. キャタピラー

 

ヘルスケアセクター(4社) –

  1. ユナイテッドヘルスグループ
  2. ジョンソン & ジョンソン
  3. メルク
  4. ファイザー

 

金融セクター(4社)

  1.  ゴールドマンサックス
  2. トラベラーズ
  3. JPモルガンチュース
  4. アメリカンエクスプレス

 

一般消費財(4社)

  1.  ホームデポ
  2. マクドナルド
  3. ナイキ
  4. ウェルグリーンブーツアリアンツ

 

生活必需品(3社) –

  1. ウォルマートストアーズ
  2. プロクター&ギャンブル
  3. コカコーラ

 

エネルギー(2社) 

  1. シェブロン
  2. エクソンモービル

 

通信サービスセクター(2社) –

  1. ウォルトディズニー
  2. ベライゾン

 

素材セクター(1社) –

  1. ダウデュポン

 

ミスターマーケット
僕も、iPhoneのアップル、ヘルスケアのジョンソン&ジョンソン、飲料のコカコーラ、ハンバーガーのマクドナルド、Officeのマイクロソフト、日用品のP&G、クレジットカードのビザ、に投資しています!

みんな大好き!?アップル【AAPL】株価は最高値更新中・配当は連続増配

2022年1月15日
マクドナルド(MCD)

【MCD】外食最大手・米国株マクドナルド-10年で株価は4.15倍、配当は1.97倍に。

2022年1月8日
KO

最も米国株らしい銘柄!?世界最大手飲料メーカーのコカコーラ【KO】コロナで株価急落・元本配当利回り4%超え

2021年7月24日
マイクロソフトMicrosoft(MSFT)

【MSFT】ソフトウェア最大手マイクロソフト–3年で株価は3.0倍、配当は1.3倍に。

2021年7月12日
ジョンソン & ジョンソン(JNJ)

【JNJ】米国株ヘルスケアのジョンソン & ジョンソン-11年で株価は2.9倍・配当は1.86倍

2021年6月21日

【V】クレジットカード最大手VISA-4年で株価は2.47倍、配当は1.9倍に。

2021年6月18日

 

 

NYダウ平均の銘柄別比率

 

続いて、NYダウ平均の銘柄別比率。

nydow30企業比率円 nydow30企業比率棒

構成銘柄比率のトップはボーイングで10%近くを占めます

 

ミスターマーケット
僕は、30種と聞いていたので調べるまでは、各企業の比率は3%ずつと勘違いしていました( ˙-˙ )

 

 

NYダウ平均のセクター別比率

 

セクター別比率です。

nydow30セクター比率

ダウ平均の正式名称はDow Jones Industrial Average(工業株指数)です。その影響もあるのか、工業セクターが多めになっています。

 

S&P500が情報技術、金融、ヘルスケアと続くのに対して大きな違いがあります。

 

バフェットも絶賛したS&P500とは?構成銘柄やNYダウとの違いを解説!

2021年3月2日

 

ミスターマーケット
ちなみに、日本で工業といえば、自動車企業ですが、ダウ平均株価構成銘柄には自動車企業はありません。

 

ここにお国柄もでてくるわけです。面白いですね。

 

 

NYダウ平均構成企業の配当利回り

 

次にNYダウ平均構成銘柄の配当情報をみてみます。まずは配当利回りから。

nydow30配当利回り

NYダウの配当利回り上位企業は逆風と向き合っている企業ばかりです。

 

Amazon、マイクロソフトに攻め込まれているIBM、原油価格の低迷が直撃しているエクソン(XON)、土管化の懸念が拭えないベライゾンなど、企業の好調不調がドラスティックに株価に反映される米国らしいグラフになっています。 

 

とはいえ、どの企業もその業界ではTOP企業。

 

その企業の問題というより、業界全体が苦しんでいると言えると思います。 

 

ミスターマーケット
ちなみに、ミスターマーケットはこの熟れて落ちそうな企業が好きだったりします。

 

利益が減少していく業界に新規参入しようとする企業は少なく、残存者企業として、ある程度の利益が継続して得られるのではないかと思うからです。 

 

 

NYダウ平均構成企業の連続増配年数

 

nydow30増配年数

次はNYダウの連続増配年数グラフです。連続増配年数が大きい順に並べてあります。

 

僕は、上のグラフには10年未満、10年から30年未満、30年以上のグループがあると感じます。

 

10年未満は配当を開始しはじめた新しい企業と、リーマンショックを乗り越えられたなかったオールド企業の2種類があります。

 

リーマンショックを乗り越えられなかったオールド企業に投資する場合は将来も同じ事態が発生すると前提で投資したほうが良いでしょう。

 

 

 10年以上30年未満の企業はリーマンショックを乗り越えれた企業です。

 

こちらは比較的新しい産業の企業が多いと思います。企業としての利益体質は申し分ないものの、業界自体が曲がり角をむかえたときに利益をだし続けられるかが注目です。

 

30年以上のグループは超オールド企業です。

 

これらの第2次世界大戦前から収益を稼ぎ続けてきた企業ですから、現在の世界秩序が混乱しない限り、今後も稼ぎ続けていくことを期待しても良いでしょう。

 

ミスターマーケット
逆に、超オールド企業はすでに何十年も継続して成長してきた企業です。成長の余地は小さいかもしれませんね。

 

 

NYダウ平均構成企業のPER(割安)

 

nydow30per

次はNYダウのPERです。株価収益率(PER)の大きい順に並べてあります。

 

割安企業は金融と(オールド)テクノロジー業界が多いです。 

 

共通しているのは業績が景気に影響されやすい、浮き沈みの激しい企業であることです。

 

株式市場は安定的な企業が好きなんですね。ちなみに、株価収益率(PER)自身が浮き沈みの激しい企業にはあまり参考にならない指標ですので、注意が必要です。 

 

ミスターマーケット
リーマンショックの記憶が金融株を割安にさせていることもあるでしょう。

 

 

NYダウ平均構成企業の時価総額

 

最後に、NYダウ平均構成企業の時価総額もみてみましょう。

nydow30時価総額

情報技術セクターの2社(マイクロソフトとアップル)が飛び抜けています。

 

S&P500やNasdaq指数のように時価総額加重平均法で指数を作成すると、上のグラフのような時価総額順に比率が構成されます。

 

しかし、NYダウ平均は違います。これが他の指数と違うNYダウの大きな特徴と言えます。

 

関連記事です。

SP500・ダウ30配当込みチャートはノーマルをどれくらい上振れするのか?

2017年12月25日

バフェットも絶賛したS&P500とは?構成銘柄やNYダウとの違いを解説!

2021年3月2日
ナスダック指数とは?

【2020年】NASDAQ指数(ナスダック)とは?構成銘柄・ダウやSP500との違いを解説!

2020年1月25日

 

ミスターマーケットのノイズでした。 

SPONSORED LINK

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


ABOUTこの記事をかいた人

アバター

どうも!ミスターマーケットです。 Mr.マーケットは30代半ばの普通の会社員です。20歳から株式投資をはじめ、現在は日本株と米国株で配当を中心に長期投資を行なっています。よろしくお願いします。