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マスターカード(MA)とは?
マスターカード(MA)はキャッシュレス決済サービス提供企業。主力はクレジットカードの「Mastercard」。キャッチフレーズは「priceless」。
現在のJPモルガンの流れを組むチェースマンハッタン銀行が、バンク・オブ・アメリカのクレジットカード「Visa」に対抗して、開発したのが起源です。
クレジットカードの国際ブランドとしてビザVと双璧をなしています。


マスターカード(MA)の業績と株主還元
ざっと業績からみていきましょう。



- 2006年 ニューヨーク証券取引所に上場
- 2015年 英決済決済システムのVocaLinkを買収(11億4000万ドル)
- 2020年 欧州決済システム・ネッツの企業向けサービスを買収(32億ドル)
MAの業績は売上・利益など綺麗な右肩上がりグラフが並んでいます。
利益の質を表す営業キャッシュフローマージンは驚異の40%超え。つまり、売上の40%が使える金となっているということ。凄まじいです。
そして、事業から生まれる資金は、自社株買いの資金としてきちんと株主還元がされています。
結果として、株式総数が継続的に減少、それが1株あたり利益を押し上げる好循環になっています。
2019年にはデンマーク拠点の決済サービス会社ネッツの電子請求プラットフォームと精算・即時決済サービス事業を3400億円で買収。決済企業としての深掘りも行なっています。



コロナで国際的な取引は低迷していますが、キャッシュレス化自体は加速した感ありますね。
マスターカード(MA)の株価と保有株推移
まずは、株価と投資金額から。
上が株価(ドル)と投資金額、下が株価(円換算)の為替。ぼくがMAに投資した2018年からの株価です。
僕のMAへは米中貿易摩擦の懸念が顕在化して相場が混乱を始めた2018年の12月から始まります。その後、2019年2月にも追加投資。さらに、コロナの影響で株価が低迷していた2020年7月にも追加投資しました。

ビザ(V)に追加投資しても良かったのですが、どちらが優勢になっても良いようにライバルのマスターカード(MA)を選びました。
マスターカード(MA)配当金
次に配当金をみます。今回の配当金から。
- 1株あたり配当金は0.44ドル
- 配当利回りはおよそ0.49%(株価362.75・税引前)
- 配当月は2月・5月・8月・11月
- MAには株主優待はありません。
次に受取配当金の推移です。

MAは株主還元を自社株買いメインで行なっていますので、配当が小さいのは我慢して株価上昇に期待したいと思います。将来の増配もしてくれるでしょう。
マスターカード(MA)投資損益
株価・配当を確認しました、次は投資損益推移をみていきます。
ドル建の投資損益です。

上のグラフが金額で、下のグラフが%(パーセント)、青が累積配当受取金額、緑が売買損益、ピンクが評価損益、赤線がトータルリターンとなっています。
そして、円換算後の投資損益です。


参考リンク→マスターカード(日本)プレスリリース
ミスターマーケットのノイズでした。