

ヤムブランズ(YUM)とは?
ヤムブランズ(YUM)は145か国以上に49,000を超えるレストランを展開するレストランチェーン企業。
日本でも有名なケンタッキーフライドチキン(KFC)、ピザハットのほかタコベルの3つのブランドを保有しています。

日本ではケンタッキーが約1150店舗、ピザハットが約400店舗を展開しファーストフードの定番です。
一方で、タコベルはまだ10数店舗とまだまだの状態です。
ただ、海外では既に7,000を超える店舗を展開しています。世界のKFCの1/3程度の規模です。

タコスなどメキシカンスタイルのファーストフードで、マクドナルドとも住み分けができそうなジャンルが良いですね。
(傾向としてはタコベルが好調で、ピザハットが不調です)
ヤムブランズ(YUM)全体のシステム売上でみると、アメリカ40%・アジア30%、ほか30%になります。アメリカ人は外食好きですね。




ヤムブランズ(YUM)の業績
では、業績からみていきます。

ヤムブランズの決算で注意したいのが、2016年の中国事業のスピンオフ。
1987年に中国初の海外ファーストフード店として北京1号店をオープンさせ、マクドナルドを凌ぐ展開を見せましたが、2010年代に期限切れの食肉の使用報道や、現地企業との競争激化に巻き込まれて低迷。
打開策として分社化の決定をします(ヤムチャイナYUMCとしてNY上場)。
結果、売上は大幅に減少しますが、利益率は高くなっています。



また、分社化とともに株主還元発表し、大幅な自社株買いも行っています。株式総数の減少に注目です。


ヤムブランズ(YUM)の株価と保有株推移
つぎは、株価と投資金額。

上が株価(ドル)と投資金額、下が株価(円換算)の為替です。ぼくがYUMに投資した2019年10月からのチャートになります。最初の買値は113.0ドルです。現在127.06ドルですので、2年でやっとプラスになった状態です(2022/01)。

ヤムブランズ(YUM)の配当金
次に配当金をみます。今回の配当金から。
- 1株あたり配当金は0.5ドル
- 配当利回りはおよそ1.57%(株価127.06・税引前)
- 配当月は3月・6月・9月・12月
- YAMには株主優待はありません。
次は配当受取金額の推移です。
青棒が配当受取金額(ドル)と、赤線が配当受取金(円換算)です。

ヤムブランズ(YUM)の投資損益
株価・配当を確認しました、次は投資損益推移をみていきます。
ドル建の投資損益です。
上のグラフが金額で、下のグラフが%(パーセント)、青が累積配当受取金額、緑が売買損益、ピンクが評価損益、赤線がトータルリターンとなっています。
そして、円換算後の投資損益。
やっとプラ転しました。
投資直後に株価急落。そして、コロナも直撃するという・・・まぁ、こんなこともあるでしょう。
追加投資をしましたが、さらに下がってしまい瞬間的には40%近いマイナスになりました。このとき、大きな規模を投資できたら、よかったのですが、なかなかそうはできないですね。

ミスターマーケットのノイズでした。