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日本アコモデーションファンド投資法人(3226)とは?
日本アコモデーションファンド投資法人(3226)は主に首都圏の住宅不動産に投資する不動産投資信託(REIT)です。
もう少し、ざっくり言うと、三井不動産系の住宅REITです。
ちなみに不動産投資信託(REIT)とは投資家から資金を集め、賃貸収入を稼げるオフィスや商業施設、賃貸マンションなどに投資して、そこから得られた賃貸収益や売却益を投資家に配当する金融商品です。

J-REITは賃貸収入などから必要経費を差し引いた利益のほとんどを投資家に分配するような仕組みになっているため、一般的には高い分配利回りが期待できます。
日本アコモデーションファンド投資法人(3226)をもう少し詳しく。
日本アコモ、もう少し詳しく見ていきましょう。
日本アコモは資産の90%が賃貸住宅とする住宅REITです。物件の所在の85%が東京23区内で、さらに33.8%が都心3区の好立地となっています。

住宅J-REITと聞くと、「えっアパートの供給過剰で先行き危ういのでは・・・?」と考える方がいるかもしれませんが、個人が供給する賃貸アパートと、日本アコモが供給する賃貸マンションは直接的な競合ではありません。
下記のとおり、賃貸マンションの供給は低水準のまま推移しています。

これは都心などでは土地がホテルなどに競り負けて調達できないことが主な原因です。
供給が低水準で推移しているため賃貸料はプラスに推移しています。

結果として直近の分配金は過去最高水準になっています。僕のイメージでは不動産というのは時間がたてば劣化していき、価値が下がるものですが…予想外の喜びです。

日本アコモデーションファンド投資法人(3226)の株価
まずは、株価と投資金額から。
投資した頃からのチャートになっています。

日本アコモデーションファンド投資法人(3226)の分配金
そして、直近の分配金です。

- 1株あたり分配金は10,108円
- 分配利回りはおよそ3.60%(株価564,000円・税引前)
- 配当月は5月・11月(権利確定月は2月・8月)
次に受取分配金の推移です。
2015年5月の分配金が半減しているのは、売却のためです(上のグラフは実際に受け取った金額を表していますので、持ち株が減ると減少します)。
売却の理由は日本アコモデーションファンド投資法人投資証券はJ-REITにも関わらず、2015年2月に株式(?)分割(1:2)という嬉しいことをしてくれたからです。
日本アコモデーションファンド投資法人(3226)の投資損益
配当・株価を確認しました、次は投資の実際をみていきます。
上のグラフが金額で、下のグラフが%(パーセント)、青が累積配当受取金額、緑が売買損益、ピンクが評価損益、赤線がトータルリターンとなっています。
2015年に株価がスルスルと上昇したときに半分売却しましたが、最高のタイミングでした。その後、長いあいだ株価は、横ばいで推移します。
2019年には大きく上がりましたが、コロナショックでREITが投げ売りになり、一気に株価は元に戻ってしまいました(大きく下がったと思いましたが、戻っただけとも考えられるかなと思っています)。


ミスターマーケットのノイズでした。