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メドトロニック(MDT)とは?
メドトロニックは世界最大の医療機器メーカー。コロナショックでは人工呼吸器のメーカとしてたびたびニュースに名前が上がっていました。
心臓ペースメーカなど循環器領域向け製品、手術支援機器、低侵襲治療機器、糖尿病向け製品などを150ヵ国に展開。2015年のコヴィディエンの買収に伴い、本社をアイルランド・ダブリンへ移転しました。
メドトロニック(MDT)の業績と株主還元
ざっと業績からみていきましょう。


- 2011年 ピークサージカル社・アーディアン社買収
- 2014年 ヴィジュアレイズ社買収
- 2015年 コヴィディエン社、トウェルブ社、ソフォノ社買収
- 2016年 ハートウェア社買収
MDTの業績は急速に拡大しています。既存ビジネスから湧き上がるフリーキャッシュフローで大型買収を続けたためです。
医療機器は参入障壁が高く、分野も細分化されていますので、一度買収してしまえば、安定した利益が期待できると思っています。
近年、若干の営業キャッシュフローマージンの減少気味ですが、それでも超優良企業です。
ちなみに、メドトロニックは事業の買収だけでなく、売却も行っています。
2017年には米医療サービスのカーディナル・ヘルスに対し、医療器具事業の包帯・静脈血栓症治療器具まで23の商品の医療器具事業の一部を61億ドルで売却をしています。
巨大になるだけではなく、事業ポートフォリオを入れ替えて収益体質の強化も図っています。買収効果が現れてくることを期待したいと思います。



メドトロニック(MDT)の株価と保有株推移
まずは、株価と投資金額から。

上が株価(ドル)と投資金額、下が株価(円換算)の為替です。
僕がMDTに投資したのは2018年5月。日本の医療機器マニー株がギュンッと上昇したので一部利確して、世界の医療機器企業へ投資しました。

メドトロニック(MDT)配当金
直近の受取配当金です。
- 1株あたり配当金は0.58ドル
- 配当利回りはおよそ1.84%(株価126.13・税引前)
- 配当月は1月・4月・7月・10月となっています。

米国人に対してはなにやら還付手続きがあるようなのですが…、おそらく僕たちがやるのは難しそうです
次は実際の受取配当金推移です。
青棒が配当受取金額(ドル)と、赤線が配当受取金(円換算)です。

メドトロニック(MDT)投資損益
株価・配当を確認しました、次は投資損益推移をみていきます。
ドル建の投資損益です。
上のグラフが金額で、下のグラフが%(パーセント)、青が累積配当受取金額、緑が売買損益、ピンクが評価損益、赤線がトータルリターンとなっています。
そして、円換算後の投資損益。

MDTへの投資は順調です。
2019年4月頃に米国大統領選で医療改革が焦点になりそうとの見方が広がり、ヘルスケア全般が軟調になりました。コロナでも急落しましたが、今のところは含み益を回復しています。

ミスターマーケットのノイズでした。
参考リンク→「メドトロニック米社投資家向けサイト」