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マクドナルド(MCD)とは?
マクドナルド(McDonald’s Corporation:MCD)は世界中に3万5000以上の店舗を保有している世界最大のレストランチェーンです。
創業者のレイ・クロックが示したQSC&V(Quality品質,Serviceサービス,Cleanliness清潔さ,Value価値)でお客様のご期待にお応える経営理念を掲げています。

僕はあのチーズと肉がグチョー・ネチャーとした食感、そしてダティーフードを食べている罪悪感が大好きです。

マクドナルド(MCD)の業績と株主還元
ざっと業績からみていきましょう。
ここ数年、売上が減少していますが、低収益の直営店舗のフランチャイズ化が原因です。
コカコーラと同じようにさらなる収益体質を目指しているわけですね。

おかげで変化が激しい時代にも高い営業キャッシュフローマージンを維持し続けています。
直近の利益水準も良好。世界的にみて既存店売上高が高水準になっているのが嬉しいです。

さらに魅力なのが、順調な事業からのフリーキャッシュフローを使ってガンガン株主還元を行っているところ。


ものすごい勢いで株式総数が減っています。株価が順調な理由も厚い株主還元があってこそでしょうね。

米国株マクドナルド(MCD)の株価
まずは、株価と投資金額から。
上が株価(ドル)と投資金額、下が株価(円換算)の為替です。ぼくがMCDに投資した2010年7月からのチャートになります。最初の買値は66.5ドルです。現在267ドルですので、およそ4.15倍になっています(2021/12)。
投資直後は株価は上昇しましたが、2012年から2015年半ばまで3年以上の株価停滞が続きます。ナゲット事件など発生し、マクドナルドはボロ銘柄・クソ銘柄と言われていました。
その後、長い停滞が嘘だったかのように、2016年から再び上昇します。保有し続けた自分を褒めたいと思います( ・`ー・´) + キリッ

マクドナルド(MCD)の配当金
次に配当金をみます。直近の配当金からです。
- 1株あたり配当金は1.38ドル
- 配当利回りはおよそ2.07%(株価267.06ドル・税引前)
- 配当月は3月・6月・9月・12月となっています。
- MCDには株主優待はありません。
次は配当受取金額の推移です。
青棒が配当受取金額(ドル)と、赤線が配当受取金(円換算)です。
MCDの配当金はドルベース・円ベースとも順調に増えています。
円換算後では投資当初の2010年は1回あたり2,000円の配当でしたが、今では5,000円に近い金額です。
3ヶ月に1回5,000円の配当を貰えるのは非常に大きいことで、投資の成果を感じれる瞬間です。

マクドナルド(MCD)の投資損益
株価・配当を確認しました、次は投資損益推移をみていきます。
ドル建の投資損益です。

上のグラフが金額で、下のグラフが%(パーセント)、青が累積配当受取金額、緑が売買損益、ピンクが評価損益、赤線がトータルリターンとなっています。
そして、円換算後の投資損益。

さきほど、株価で触れたように、MCDの株価は2013年から2015年まで停滞を続けます。
ですが、上↑の投資損益グラフをよくよく見てみると少しずつ利益が増えているように見えませんか?
そう、配当の力です。
株価は企業がどれだけ利益を稼いでも市場に評価されない限りは上昇しません。
一方で配当は企業が稼ぎ、それを投資家に還元すれば確実に増えるものです。
市場から評価されていないときも、安定的に稼ぎ、配当をしてくれる。
これこそ僕がナゲット事件などバットニュースや株価低迷が続いてもMCD株を保有できた理由の1つだと思います(円安に振れたのも助けられました)。


まとめ
ミスターマーケットは30代半ばですが、小さい頃からマクドナルドはありました。
つまり、そんな昔から本国から遠く離れた極東でも稼ぎ続けていたんですね。
情報革命と呼ばれ変化が激しい時代ですが、稼ぎ続ける企業というのは意外と身近にあると思います。
変化が激しい時代はどうしても変化を商売にしている企業に目を奪われがちですが、そんなときこそ、変わっていない企業にも注目したい、そう思っています。

i’m lovin’ it!!
ミスターマーケットのノイズでした。
参考リンク→「マクドナルド(米国)」