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配当が魅力で投資をはじめました
投資に興味を抱き、知識をつけて、配当という素晴らしい仕組みを知り、「ワクワク、ドキドキ」しながら投資をはじめてみた。
その後、初めての配当金に「うわーすげーこれが投資か」と喜んだこと、多くの投資家の経験としてあると思います。
しかし、人間の慣れとは残酷でその喜びも2回、3回と回数を重ねるごとに薄れていくものです。
そして、思うのです、「こんなに投資しているのに、たったこれだけしか手に入らない」と。
確かに確かに、配当の金額って小さいですよね。

100万円投資してもたった3万円しか貰えない…(;´༎ຶз༎ຶ`)
例えば、ディフェンシブ株の代表銘柄のコカコーラ株の配当利回りは3.4%(下記参照・2018年2月11日)。

3.4%の配当利回りって今の株式市場のなかでは低いものではありません。
だけど、米国株で配当利回り3.4%の場合、実際に税引後に受け取れる金額は2.45%程度(3.4%-外国税10%-国内税-20%)。
もし、100万円投資したとしても、年間たったの2.45万円。
しかも、年4回ですので、1回には6100円程度しか受け取れないわけです。
正直、金額的に小さいです。
結果、多くの投資家が投資から身をひいたり、もっと短期的に売買益が狙える投資へ移っていくわけです。

では、配当に注目しながら投資しても儲けることはできないのでしょうか?

僕の米コカコーラ株(KO)への投資をみて欲しいと思います。
僕のKOへの投資は2009年にはじまります。10年近く投資を続けている案件です。
下のグラフをご覧ください。

上のグラフは金額、下のグラフは%になっています。配当は青棒、売買益(評価損益)はオレンジ棒で表していて、最終損益が赤線となっています。
このグラフをみて気づいてほしいのが、最終損益の2/3が売買益(評価益)ということです。
年月がたつにつれて青棒の配当金が積み重なっていってますが、それでもオレンジ棒の売買益のほうが圧倒的に大きいってことです。
配当狙いの投資でも、キャピタルゲイン(評価益)も期待できる!
米コカコーラ(KO)株は配当目的に投資する人が多い株です。
そんなKO株でも実際の投資損益では売買益が多くを占める。それが実際です。
言葉を換えれば、もし、配当目的にKO株に投資したとしても、配当金だけをみていたら、残り2/3の利益をみていないことになります。
それじゃ、「配当を受け取っているだけじゃ、いつまでたっても豊かになれない・・・」と思ってしまうのは当たり前です。
そう。配当狙いの投資だとしても、キャピタルゲインも狙えるのです。


僕、ミスターマーケットは配当が大好き
ちなみに、ミスターマーケットは配当は大好きです。
お金がチャリ~ン・チャリ~ンと入ってきている、嬉しいです。
だけど、そんな僕でさえ、実は、高配当だけを狙って投資している株は少なかったりします。
僕が配当に期待しているのは下の3つ。
- 定期的に配当金を受け取ることで投資の成果を実感できる
- 市場が荒ぶっているときも企業収益から生まれる安定的な配当は心強い味方になる
- 配当金の伸びを確認することで、資産総額とは違った評価を手に入れれる
配当はあくまでも手段として考えていて、目的となっていない。
結局は、配当も、売買益も両方をみることが大切、そんな感じです。
おっ、そんな記事を書いている間にまた配当金が入ってきました(嬉)。
投資ってほんと楽しいですね。
ミスターマーケットのノイズでした。
どうも、日米株投資家のミスターマーケットです。
誰もが魅かれる配当投資。
なにもしなくてもお金が貰えるなんて夢のような話。
配当をきっかけに株式投資の世界に入ってきた、そんなひとも多いのではないでしょうか。
ただ、実際にやってみると、配当で貰える金額ってほんと少しです。
数か月もたつと、「配当が魅力で株式投資をはじめました。だけど金額が小さくて・・・」って声が聞こえてきます。
今回はそんな声に対するミスターマーケットの考えを紹介します。