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iシェアーズ優先株式&インカム証券ETF(PFF)とは?
iシェアーズ優先株式&インカム証券ETFは米国株式市場の優先株を投資対象としたインデックスのETFです。
優先株とは普通株より優先して配当金や残余財産の権利を持つ株式で、その代わりに、議決権がないといった性質が一般的です。

そして、優先株は下記のように銀行業や各種金融・保険といった金融セクターでの発行が多いです。
それは、金融機関は安全度を表す自己資本比率を一定以上を保つ必要があるからです。優先株はそのための資本調達を既存株主の議決権への影響なしに集められるために利用されます。

連動対象指数の変更
【注意】PFFは連動対象指数の変更をしています。過去の傾向と異なる可能性がありますので注意が必要です。
- 2019年2月:S&P米国株優先株式インデックス→ICE上場優先株式&ハイブリッド証券トランジションインデックスへ
- 2019年11月:ICE上場優先株式&ハイブリッド証券インデックスへ

iシェアーズ優先株式&インカム証券ETF(PFF)の値動きは債券と似ている
PFFの特徴は価格が債券と似ていることです。
下↓はPFFと米国債券ETFのBNDと値動きを比べています。2016年からです。

PFFとBND(米国債券)の散布図です。
相関関係は0.75で正の相関があると言えます。
優先株は株式だけど債券の性質があると説明しましたが、値動きも似ているのがわかります。PFFを検討するときは債券と同じような動きをすることを頭に入れておくのが良いと思います。
PFFの注意点は、金融セクターの割合が多いため、金融市場が荒れている時に弱いことです。相場の底で別の投資対象に振り分けたい資金はPFFには向いていないかもしれないと考えはじめています(平時は値動きも小さく定期的なインカムとしてなら使えそうです)。

iシェアーズ優先株式&インカム証券ETF(PFF)の株価と保有株推移
まずは、株価と投資金額から。


上が株価(ドル)と投資金額、下が株価(円換算)と為替。ぼくがPFFに投資した2017年からの株価です。
今回のコロナショックで資金ショートにつながる懸念から優先株(PFF)も大きく売られて株価が下がりました。直近は不思議なほどあげています。

iシェアーズ優先株式&インカム証券ETF(PFF)の分配金
次に分配金をみます。直近の分配金から。
- 1株あたり0.154084ドル
- 年間を通すとおよそ5%ぐらいの分配金利回りです。
- 分配月は毎月です。12月はなぜか年末に1月分も振り込まれます。

これまでの受取分配金の推移です。
12月には2回が入金します。

iシェアーズ優先株式&インカム証券ETF(PFF)の投資損益
株価・配当を確認しました、最後に投資損益推移をみていきます。
ドル建の投資損益です。
上のグラフが金額で、下のグラフが%(パーセント)、青が累積配当受取金額、緑が売買損益、ピンクが評価損益、赤線がトータルリターンとなっています。
そして、円換算後の投資損益です。

僕のPFFの投資は米国株配当金の一時置き場としての使っていました。米国株配当で受け取ったドルを再投資するまでPFFで運用していたわけです。

ミスターマーケットのノイズでした。
参考リンク→「iシェアーズ 米国優先株式 ETFホームページ(ブラックロック)」
円安時に円転すると、為替差益で総合課税になるかと思いますが、その辺りはどうお考えでしょうか。
自分もやりたいなと思いつつも、差益の管理が複雑になりそうで踏み込めずにいます。
良い方法やアドバイスがあればお尋ねしたいと思いお聞きする次第です。
通りすがりの人さん、
コメントありがとうございます。
以前も同じ質問いただきました。
質問いただいてからコメントに時間がかりましたが
返信してますで、お手数ですが、
https://mrmarket-japan.com/tousihoka/201810doruhaitoudousuru/
で確認をお願いします( ˙-˙ )