iシェアーズ優先株式&インカム証券ETF【PFF】高分配金が特徴のETF、コロナで株価急落するも戻る

ミスターマーケット
PFFは驚きの高分配利回りETFです。

 

本記事はPFFへの投資を感じていただけることを目指しています。今後も内容更新していく予定です。 
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僕しか提供できないのは僕の投資の過去。だから「投資の実際」を更新し続ける。

2020年3月15日

 

 

 iシェアーズ優先株式&インカム証券ETF(PFF)とは?

 

iシェアーズ優先株式&インカム証券ETFは米国株式市場の優先株を投資対象としたインデックスのETFです。

 

優先株とは普通株より優先して配当金や残余財産の権利を持つ株式で、その代わりに、議決権がないといった性質が一般的です。

 

そして、優先株は下記のように銀行業や各種金融・保険といった金融セクターでの発行が多いです。iシェアーズ 優先株式 & インカム証券 ETF PFF セクター割合

それは、金融機関は安全度を表す自己資本比率を一定以上を保つ必要があるからです。優先株はそのための資本調達を既存株主の議決権への影響なしに集められるために利用されます。

 

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PFFは運用手数料0.47%/年が発生します。若干高いですが、値動きが安定していて高分配の優先株に投資するためにはしょうがないかなと考えています。

高配当が魅力のiシェアーズ 米国優先株式 ETF【PFF】

2017年12月21日

 

 

連動対象指数の変更

 

【注意】PFFは連動対象指数の変更をしています。過去の傾向と異なる可能性がありますので注意が必要です。

  • 2019年2月:S&P米国株優先株式インデックス→ICE上場優先株式&ハイブリッド証券トランジションインデックスへ
  • 2019年11月:ICE上場優先株式&ハイブリッド証券インデックスへ

 

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僕の意思とは関係なく投資対象が変更されてしまいました。インデックス投資は指数を構成する投資対象への投資というより、指数そのものへの投資だなと感じました。

 

 

 iシェアーズ優先株式&インカム証券ETF(PFF)の値動きは債券と似ている

 

PFFの特徴は価格が債券と似ていることです。

 

下↓はPFFと米国債券ETFのBNDと値動きを比べています。2016年からです。

PFF_BND

PFFとBND(米国債券)の散布図です。
PFF_BND相関図

相関関係は0.75で正の相関があると言えます。

 

優先株は株式だけど債券の性質があると説明しましたが、値動きも似ているのがわかります。PFFを検討するときは債券と同じような動きをすることを頭に入れておくのが良いと思います。

 

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【債券の価格】なぜ債券は金利が下がると価格が上がるのか?

2018年7月18日

 

PFFの注意点は、金融セクターの割合が多いため、金融市場が荒れている時に弱いことです。相場の底で別の投資対象に振り分けたい資金はPFFには向いていないかもしれないと考えはじめています(平時は値動きも小さく定期的なインカムとしてなら使えそうです)。

 

ミスターマーケット
さて、講釈はこれぐらいにして、僕のPFFへの投資をみてみましょう。

 

 

 iシェアーズ優先株式&インカム証券ETF(PFF)の株価と保有株推移

 

まずは、株価と投資金額から。

PFF 株価・投資金額$グラフ PFF 株価・為替¥グラフ

上が株価(ドル)と投資金額、下が株価(円換算)と為替。ぼくがPFFに投資した2017年からの株価です。

 

今回のコロナショックで資金ショートにつながる懸念から優先株(PFF)も大きく売られて株価が下がりました。直近は不思議なほどあげています。

 

ミスターマーケット
今回のコロナショックでPFFと債券の違いを再認識されました。優先株(PFF)は大きく下がったのに対して、債券は価格が強かったです。BND債券が金融緩和に伴う金利低下で高くなったのに対して、PFFは信用リスクの上昇を嫌い下がったようです。

 

 

 iシェアーズ優先株式&インカム証券ETF(PFF)の分配金

 

次に分配金をみます。直近の分配金から。

  • 1株あたり0.154084ドル
  • 年間を通すとおよそ5%ぐらいの分配金利回りです。
  • 分配月は毎月です。12月はなぜか年末に1月分も振り込まれます。

 

ミスターマーケット
PFFの他に債券ETFも毎月分配型が多いです。

 

これまでの受取分配金の推移です。
PFF 配当受取金額グラフ

12月には2回が入金します。

 

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およそ10万強で月500円程度ですので5%以上の分配利回りとなります。

 

 

 iシェアーズ優先株式&インカム証券ETF(PFF)の投資損益

 

株価・配当を確認しました、最後に投資損益推移をみていきます。

 

ドル建の投資損益です。
PFF 投資損益$グラフPFF 投資損益$%グラフ

上のグラフが金額で、下のグラフが%(パーセント)、青が累積配当受取金額、緑が売買損益、ピンクが評価損益、赤線がトータルリターンとなっています。

 

そして、円換算後の投資損益です。
PFF 投資損益¥グラフ

PFF 投資損益¥%グラフ

 

僕のPFFの投資は米国株配当金の一時置き場としての使っていました。米国株配当で受け取ったドルを再投資するまでPFFで運用していたわけです。

 

ミスターマーケット
いまは外貨MMFか、円に両替することが多いです。

【金利急上昇中】米国株の米ドル配当金の置き場を外貨MMFに変更しました!

2018年10月9日

 

ミスターマーケットのノイズでした。

 

参考リンク→「iシェアーズ 米国優先株式 ETFホームページ(ブラックロック)

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2 件のコメント

  • 円安時に円転すると、為替差益で総合課税になるかと思いますが、その辺りはどうお考えでしょうか。
    自分もやりたいなと思いつつも、差益の管理が複雑になりそうで踏み込めずにいます。
    良い方法やアドバイスがあればお尋ねしたいと思いお聞きする次第です。

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    どうも!ミスターマーケットです。 Mr.マーケットは30代半ばの普通の会社員です。20歳から株式投資をはじめ、現在は日本株と米国株で配当を中心に長期投資を行なっています。よろしくお願いします。