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ロイヤルダッチシェル(RDSB)とは?
ロイヤルダッチシェルは欧州最大のエネルギー会社で、1970年代まで世界の石油生産を独占していたセブンシスターズの一角です。
現在は大手石油会社が得意とする垂直統型のビジネスで、探鉱 、生産、輸送、精製、販売までの石油事業を一括して行っています。
RDSBはLNGにも力を入れていおり、2015年には世界のLNG需要のおよそ9%にあたる2260万トン(権益持分換算)のLNGをグローバル市場に供給。日本にも世界のLNG需要の35%にあたる8500万トンのLNGを輸入しました。
また、2016年に英国営ガスを源流とした天然ガス開発大手BGグループを470億ポンド(8兆円)で買収。石油価格が低迷するなかでの買収目的はグローバルNo.1のLNG会社となることと言われています。
さらに、近年は代替エネルギーの太陽光発電 、風力発電、水素プロジェクトにも力を入れており、年間20億ドルを再生エネルギーに投資していくことを発表しています。
将来のエネルギーミックスの変化に対応する企業努力がみえますね。


ロイヤルダッチシェル(RDSB)の業績と株主還元
ざっと業績からみていきましょう。
売上は原油価格に連動して上下しています。2015年には原油価格の低迷とともに大きく売上が減少。株価も下落しました。



2016年に株式総数が急激に増加しているのは、原油価格の低迷で現金が稼げないことから配当金を株式の割当で行うプログラムを採用したことが原因です。
原油価格の持ち直しとともに、このプログラムは停止されましたが、直近はコロナショックの影響で原油価格が大きく下げているので、また採用されるかもしれないですね。



ロイヤルダッチシェル(RDSB)の株価と保有株推移
まずは、株価と保有株の推移です。
僕は2017年4月にロイヤルダッチシェルへ投資しました。大きく下げてた原油価格が若干戻しつつある中で、高配当が続く未来が見えたからです(なんとなく)。
その後、運よく原油価格が上昇して株価も舞い上がりましたので保有株の半分を売却しました。一部利確してしまえば、原油価格が下がってもあとは配当狙いでも持ち続ければいいやとの安易な考えからです。

ロイヤルダッチシェル(RDSB)の配当金
次に配当金をみます。直近の配当金から。

- 1株あたり配当金は0.94ドル
- 配当利回りはおよそ11.34%(株価29.77ドル・税引前)
- RDSBの配当月は3月・6月・9月・12月となっています。
これまでの受取配当金の推移です。
上のグラフがドル建の配当金推移、下のグラフが円換算後の配当金推移になっています。

ロイヤルダッチシェル(RDSB)の投資損益
株価・配当を確認しました、次は投資損益推移をみていきます。
ドル建の投資損益です。
上のグラフが金額で、下のグラフが%(パーセント)、青色が配当受取累計、水色が実現損益、黄色が評価損益、赤色が最終損益となっています。
そして、円換算後の投資損益です。
コロナショックで株価が大きく下げていますが、2017年の年末に保有株の半分を売却していたおかげで損益トントン水準にいます。

感想
RDSBは株価次第では売却してもいいかなと思っている株ですが、やはり高い配当利回りは魅力的ですね。
なかなか手放せそうにありません。
僕は通勤や休日に自動車を使うことが多いので、原油価格があがると、自動車のガソリン料金が上昇してしまいます。

ミスターマーケットのノイズでした。
参考リンク→「Shell Global」
保有で、良いんでないですか。
米国シェールが安定してないようなんでw
需要供給が、以前とあまり変わらんなら
昔風で良いかもしれぬ。
私は石油系で痛い目見てるので忌避しますw