マイクロソフト(MSFT)とは?
マイクロソフトは世界最大級の米国のソフトウエアメーカーです。
基本ソフトウエア(OS)をはじめ、業務用・個人用アプリケーション、サーバー用アプリケーション、ソフト開発ツール、インターネットやイントラネットソフトエウアなど様々なソフトウエアを提供しています。
同社は1975年ビルゲイツによって創業され、1989年に現在のOfficeの初期バージョンを、1995年にWindows95をリリースし爆発的に普及させます。
企業ミッションは「Empower every person and every organization on the planet to achieve more.(地球上のすべての個人とすべての組織が、より多くのことを達成できるようにする)」。
マイクロソフト(MSFT)の魅力的なところは?
圧倒的な顧客基盤
MSFTの最大の魅力はコンピューター業界で圧倒的な顧客基盤を持っていることです。
誰もがMSFTのソフトウエアを使ったことがあり、なんだかんだいろんな文句があっても、最も信頼しているソフトウエア会社の1つであることは事実でしょう。
そして、ビジネスとした大切なのがMicrosoftのソフトを誰もが使ったことがあり、なんとなくその操作方法がわかることです。
企業やユーザーがソフトを購入するときに操作方法ができる・わかるというのは大きな要素です。
従来と違うソフトに移行するためには操作方法を覚えなければいけないため大きな乗り換え(スイッチング)コストが発生するからです。
また、MSFTのOffice・Excelはどの企業もどのビジネスマンも使っているため、ビジネスのファイル作成の事実上スタンダートになっています。
みんなが使っているから使わなくてはいけない。そしてさらに、みんなが使うようになっているのです。
この現象をネットワーク効果(ネットワーク外部性)と言い、非常に強いワイドモートの1つです。
ビジネス転換
MSFTのビジネス転換を果たした企業であることも魅力の1つです。
2014年に就任した現CEOのサティア・ナデラ氏はMSFTのビジネスモデルを「ウインドウズ」などパッケージソフトから急速にクラウド・サブスクリプションモデルへと転換を図っています。
さきほどベタ褒めしたOfficeのクラウド版Office365で顧客基盤を固め、さらにより高度なサービスAzureへと誘導させるビジネスが急速に伸びています。
マイクロソフトと言えば、「パソコン」「ウィンドウズ」という印象が強く、モバイルシフトではAppleやGoogleに遅れをとりましたが、クラウド・AIへと進化するなかで追い上げをみせています。
ナデラCEOは「インテリジェントクラウドおよびインテリジェントエッジの時代における機会を切り開いていく」と息巻いています。
企業や組織が変身するって並大抵のことではありません。
MSFTが変化した組織である点をミスターマーケットは高く評価しました。
株主還元
MSFTの3つめの魅力が株主還元です。
amazon、alphabetといった今流行りの若いハイテク企業群は成長の資金を必要とするため無配当であることが多いのですが、MSFTは2003年から配当を出し続けています。もちろん、連続増配です。
ミスターマーケットは成長企業へ投資する際は配当を考えないようにしたほうがいい(正確にはしないと投資できない涙)と思っていますが、やはり少しでも配当金はあったほうが嬉しいですね。その点ではMSFTは投資対象としては申し分ありません。
今回は打診買いです。
今回のMSFTも打診買いです。
2018年に入って新規投資を続けれていますが、全て少額の打診買いとなっています。
理由は相場が不安定なためビビって大きな資金を投入できないことや、今までとは少し違った業界へと投資をしているため銘柄の選定に慎重になっているからです。
(もちろん、投資資金が限られていることも多いに関係ありますが!)
ミスターマーケットのノイズでした。
MSFTへの投資の記録記事です