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長期投資って何年?

これ、つい最近までのミスターマーケットの考え方でした。
「長期投資を10年」にした理由は特にないのですが、おそらく、
- 10年は区切りが良かった
- 日本では、10年国債のことを長期国債と呼ぶから
が主な理由のような気がします。
たしかに10年ってのはいい線をいってますよね。
ただ、なんか適当すぎて、曖昧。
金融の世界で10年国債は長期国債っていいますが、企業会計では1年未満の借入金は短期、1年超は長期ですし、必ずしも定まった期間があるわけでもなさそう。
なんで「長期投資はなんとなく10年かな」ってことにしてました。
あるグラフが僕の長期投資を明らかにした
ところが、最近あるグラフをみて僕の中の長期投資の定義が変わったんです。
そのグラフはというと・・・下↓のグラフ。

縦軸に景気、横軸に金利を持ってきて好調なセクターが変わることを表したグラフ。
このグラフをみて、あっ、僕が考える長期投資ってのはこういうことなんだなと思ったんですよね。
具体的に言えば、このグラフで長期投資と言えば1周以上保有しつづける投資。
なぜならミスターマーケットが考える長期投資は投資対象を買う投資だから。

個別株ならば企業のみに焦点を当てる投資
例えば、ミスターマーケットが行ってる個別株投資なら企業のみに焦点をあてる投資。
それが個別株の長期投資。
もし高値掴みしてしまっても長期投資なら大丈夫。
なぜなら、この図が正しいならいずれ同じ環境が戻ってくるはずだから。

例えば、景気が良く金利が高いときにエネルギー株に投資したとしましょう。
もしかしたら、高値掴みかもしれません。
金利上昇に景気が耐えられなくて沈んだときには大きな損失が発生してるかもしれません。
ですが、長期投資なら大丈夫。
いずれ、また同じような状況に戻ってくるんだから。
そして、長期投資で大切なのは1周して同じ状態に戻ってきたときに前回よりも強くなってる企業に投資することだと思うんですよね。

いやいや、タイミングも大切でしょ?
こんな長期投資論を言うと、おそらく、
「いやいや、タイミングも大切でしょ?」って突っ込みがあるでしょう。
たしかにそうですよね。タイミングも大切。
僕も高値掴みをしないようにしています。

ただ、僕はタイミングをはかるってすごく難しいと思っています。なんで僕はほぼ諦めちゃってます。
タイミングをはかれるなら短期投資・中期投資で儲けれる!
そしてタイミングをはかれるなら長期投資ではなくて、短期投資や中期投資で儲けたほうがいいでしょう。
なぜなら、次に高くなる株式(やセクター、国)がわかるんだから。
長期投資はお金を寝かせてしまい可能性もありますし、タイミングをはかれる投資家にはもったいない投資だと思います。
それぞれ、得意なところでがんばりましょう。

ミスターマーケットのノイズでした。