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「これから儲かる投資はこれ!」とか、「日経平均の予想」とかは全部ネタ!
毎年、新年があけると、「今年の儲かる投資はこれ」とか、「日経平均の予想」とかが面白半分でテレビで取り上げられたり、新聞の記事になったりします。
僕は投資歴が長くなってきたので、この「予想」というものがいかにあたらないものであるか、デタラメなものであるかが身をもってわかります。
しかし、投資をはじめて間もない投資家にはこの予想が意外とココロに残るもので(ミスターマーケットもそうでした)、失敗の原因になったりするわけです。
ということで、今回はそんな「予想」はやめとけよ!というミスターマーケットからのアドバイス記事をお届けしたいと思います。
毎年変わる儲かる資産に法則はない!
まずは下↓の表を見てほしいと思います。
表は主要資産の年間パフォーマンス(2010〜2017年・円換算ベース)のランキングです。
さて、みなさんはこの直近8年にもわたる主要資産の年間バフォーマンスをみて、何を思ったでしょうか。
ミスターマーケットが思ったことは、各年のパフォーマンスが良い資産はバラバラで、各資産の騰落にも法則性がなく、投資のタイミングをはかったりすることはほぼ不可能ではないかと思いました。
もし、あるとすればパフォーマンスが良い資産は絶えず変化するといったことぐらいでしょうか。
「どの資産が儲かるか?」なんて予想はノイズ!
そもそも、今年とか、来年とか、そんな期間での「どの資産が儲かるか?」なんて予想はバカげています。
なぜなら、「もし、どの資産が儲かるか」がわかったとしたら、儲かる資産には投資資金が殺到するはずだからです。
市場は期待で動くため、「儲かるだろう資産の価格」にはすでにその「儲かる」が織り込み済みのはずなのです。
もし、市場が知らない情報を持っている場合は別ですが、プロがわんさかいる市場で出し抜くなんてことは非常に難しいと思った方が賢明です。
では、どうしたら、いいの?
では、どうしたらいいのでしょうか?
ミスターマーケットが考えるに、自分にあった資産を保有しつづけることが最善の道ではないかと思います。
下↓の表をみてください。
このグラフは2009年末を100として、さきほどの主要資産の年間パフォーマンス(2010〜2017年・円換算ベース)をあてはめたものです。
どの資産も短期的にみればパフォーマンスの良し悪しはバラバラでマイナスの年もありました。
しかし、長期的にみれば良いパフォーマンスをあげていることがわかるはずです。
もちろん、期間の開始が2009年末といったリーマンショック後であることには注意しなければいけないとは思いますが、それでも、グローバルREIT・先進国株式・日本REIT・日本株式・新興国債券などは当初の2倍以上になっていることは注目すべきだと思うわけです。
ミスターマーケットのノイズでした。