
Contents
米国株へ投資するには2つの手数料が発生する
米国株を購入するには以下の2つ手数料が発生します。
- 外貨為替手数料
- 米国株式取引手数料
では、この2つの手数料をそれぞれ説明します。

外国為替手数料は円を米ドルに両替する手数料
まず、米国株を購入には外国為替取引が必要があります。
米国株は米国市場で取引されており、取引通貨は米ドルで行われているからです。
そのために円を米ドルに両替する取引が必要になるのです。その両替取引の手数料が外国為替手数料です。
ちなみに、僕は外貨両替は住信SBIネット銀行で行っています。
なぜなら、住信SBIネット銀行での米国ドルへの外貨為替手数料は1米ドル4銭と格安だからです(2019年現在)。


外国為替手数料の徴収方法
ちなみに、外国為替の手数料の徴収方法は変わっています。
まずは下↓の為替レートの画像を確認しましょう。

赤枠は米ドルの為替レートですが、売却レートと買付レートの2種類があります。
売却とは米ドルを売却(米ドル→円に両替)の意味です。逆に買付とは米ドルを買付(円→米ドルに両替)の意味です。
そして、値段が若干異なることに気づきます。
住信SBIネット銀行ではこの差が8銭です。この差が手数料になるわけです。
つまり、手数料は為替レートに織り込まれているのです。
考え方としては、この時は本当の為替レートは109.48円です。
売却(米ドルを円に両替)の場合は本当の為替レート109.48円に為替手数料4銭を差し引いて1ドル109.44円として取引をします。
一方で、買付の(円を米ドルに両替)の場合は本当の為替レート109.48に為替手数料4銭を上乗せして1ドル109.52円として取引をします。

30万円をドルに両替すると・・・
そして、米国株を購入する際は、円を米ドルに両替しますので買付レートを参考にすることになります。
例えば30万円を両替する場合は2739.22ドルを手に入れることになります(手数料1.09ほどは既に徴収されています)。(300,000÷109.52=2739.22)

銀行から証券への振替のやり方
住信SBIネット銀行からSBI証券への振替は簡単にできますよ。もちろん手数料は無料です。
では、説明します。

まずはSBI証券にログインして①「入出金・振替」をポチっ。

②「外貨入金」をポチっ。

米ドルを選択して、金額を入力します(10ドル〜)、SBI証券の取引パスワードを入力して③「振替指示確認」をポチっ。

内容確認して「振込指示」をポチっ。もちろん振込手数料0です!

次は住信SBIネット証券の画面がでてきます。ログインします。ユーザーネームとWEBログインパスワードを入力して⑤「ログイン」をポチっ。

内容を確認して、2つのチェックボックスにチェックをいれて住信SBIネット銀行のWEB取引パスワードを入力。⑥「確定」をポチ。これで完成です。

SBI証券から銀行から受け付けましたという画面がでてきますので「ウインドウズを閉じる」をポチしましょう。

はい、ちゃんと米ドルの振替ができていました。

米国株取引手数料は米国株を売買する手数料
円から米ドルに両替し、外貨を証券口座に振替すると、いよいよ米国株を購入できるようになります。
その売買に発生するのが、もう1つの手数料、米国株取引手数料です。
1注文あたり約定金額(取引金額)の0.45%の手数料が発生します。上限手数料が20ドルです。

図にすると下↓のようになります。

約定金額が4445ドル以上になると手数料は割安になっていきます。

30万円分の米国株を投資しようとすると・・・
ちなみに、先ほど30万円を両替した2739.22ドルで取引しようとすると、2726ドル分の株式を購入できることになりますね。
そして、米国株取引手数料12.26ドルが発生することになります。
2つの手数料(外貨為替手数料、米国株式取引手数料)をまとめると、30万円の投資では、1ドル109.5円程度の場合は、2726ドル分(298,497円)の株式が購入でき、13.35ドル(1462円)のコストが発生することになるわけです。
コストはおよそ0.487%になります。(ちなみに、これは消費税考慮前です。)
結論
SBI証券で米国株を取引すると、およそ0.5%程度の手数料が発生する!←このイメージをあたまにいれておくと役に立つと思います。
(今回例にあげた取引は日本でできる一般的な米国株取引のなかでも大きな手数料負けがない取引だと思います。)

2020年1月からSBI証券では米国ETF(9銘柄)の買付手数料の実質無料化をはじめています。こちらも要チェックです。

関連記事です。
ミスターマーケットのノイズでした。