
投資すげぇ!って始めたけど・・・
投資をはじめるときは複利の効果すげぇぇええとか、

米国株のチャートすげぇぇぇぇっ

とか期待満々で投資を始めたけど・・・
実際に投資を行なっていると違った風景が見えてきます。
いつまでたっても増えない資産額。わずかな配当金。
(運が悪いとマイナスが続くことも・・・・)

うーん ( ・᷄ὢ・᷅ )こんなはずでは・・・。

投資って難しいです。
もっとバラ色の未来が待っていると思ってた・・・
だけど、僕が思うに、それってただ期待しすぎなだけな気がします。
例えば、さきほど35年で20倍になったNYダウですけど、
1999年3月につけた10,970ドルを、

最後に突破したのは、なんと10年以上もあとの2011年6月です。

日本株の横ばいチャートは有名ですが、米国株にも長期で成果がでなかった時代があります。
最近でも2014年後半から2016年後半の2年間は横ばいでしたし、その間にチャイナショックとか起こっています。


(実際はそこからトランプ相場が始まるんですが・・・w)
期待が期待を生むメカニズム
投資の世界には期待発生装置が組み込まれている気がします。
もともとの期待の根源は貯蓄から投資へマネーを動かしたい金融業界や政府のセールスなのですが、リーマン後に好調な相場が続いたことで期待が1人歩きを始めています。
そして、最近では、期待で目を輝かせた投資家さんがその期待を記事にすることで拍車をかけます。
複利はすごい!長期のチャートはすごい!お金は勝手増えてく!こんな感じです。
口コミってすごい影響力があるので、強く広まります。
ついには、その期待によって生まれた記事に感化されて新たな投資家が生まれます。
そして、新しく生まれた投資家がまた期待を記事にする、そしてまたも新たな投資家が生まれ、さらにさらに期待を記事にする・・・といったサイクルです。
途中で、「あれ?そんなに儲からないや」って気づいて現実を見始めるのですが、期待が期待を生むメカニズムは止まることなく期待の再生産は続けられるのです。

投資への期待は「ほどほどに」
僕はあまり投資に対して期待しすぎないほうがいいような気がします。
たぶん、普通はそんなに大儲けなんかできないです。
大儲けした人が注目されるのは、「稀」な存在だからです。異常だからです。
僕は期待はホドホドに投資するようにしています。
期待しすぎて途中で鼻血を出して倒れるよりマシです。

ミスターマーケットのノイズでした。