どうも、ミスターマーケット(@mrmarket_japan)です。
先日よりたびたび登場している金融中央広報委員会の「家計の金融行動に関する世論調査」ですが、まだまだ面白いデータがありますので紹介したいと思います。
今回取り上げるのは、手取り収入から貯蓄した割合です。つまり、貯蓄率です!となりの家がどれくらい貯蓄しているか知りたいですよね。そんな気持ちを叶えたいと思います(^^)
2017年手取り収入からの貯蓄割合
まずは今年の手取り収入からの貯蓄割合をみてみます。
単身で、金融資産保有世帯の貯蓄割合率です。
で、で〜ん。
1番比率が高いのが10-15%の18.4%で、次に20-25%が続きます。想像ですが、手取りの10%貯めよう!とか20%貯めよう!って目標にしてにしている方が多いんじゃないかなと思います。
つぎは2人以上世帯で、金融資産保有世帯の貯蓄割合率です。
こちらは1番多い比率が10-15%で21.8%、次に5-10%の16.9%が続きます。単身世帯よりも低い貯蓄率です。
ちなみに、youはどこらへんにいましたか?ミスターマーケット(単身)は紫色ぐらいかなと思います(正確なデータはとっていない‥恥ずかしい)
こちらのデータの母数は年齢による制限がありません。そもそも、金融資産保有世帯ですので、怠惰で貯蓄をしなかったというよりは、貯蓄ができなかったという世帯が多いとと思います。特に貯蓄をしなかった世帯には退職されて資産を取り崩している世帯も入っていることが考えられます。
直近10年の手取り収入からの貯蓄割合の推移
次に直近10年の手取り収入からの貯蓄割合の推移をみてみましょう。
まずは単身世帯からです。
単身世帯の場合、全体的な傾向として貯蓄率15%以下の割合が下がるなかで、貯蓄率25%以上が増加している傾向がみえます。貯蓄率が高まっているといえるでしょう。単身世帯は貯蓄に目覚めはじめていますね。
つぎは2人以上世帯の直近10年の手取り収入からの貯蓄割合の推移です。
単身世帯が全体的に貯蓄率が増加しているのに対して2人以上世帯はほとんど変化がありません。
2人世代は以前公開した記事では資産運用でも単身世帯に遅れをとっていました。2人以上世帯は単身世帯に比べて貯蓄する余力がないのか、それとも、ゆとりがあるゆえに貯蓄にする動機がないのかどちらなのかでしょうか。
僕たちの必要貯蓄額は一体いくらなのだろうか?
で、となりのひとのサイフをみて、次に思うのは一体いくら貯蓄したらいいの?という疑問だと思います。ということで、簡単なシミュレーションをしてみました。
生涯手取り年収400万、貯蓄率15%、運用利回り3%で貯蓄していった場合はどうなるかというシミュレーションです。25歳に働きはじめ65歳で退職します。
仮条件
- 手取り年400万
- 貯蓄率15% →貯蓄額年60万
- 生活費年340万(400-60)
- 運用利回り3%
- 25歳から65歳
- (退職後)年金は手取50%の年200万貰える(所得代替率50%)
突っ込みどころ満載なかなり適当なシミュレーションが参考程度にごらんください。
下↓のような結果になりました。
ど、どん。上↑のような結果になりました。ちなみに青は単に運用なしの場合の貯蓄した金額で65歳からは取り崩しています。84歳には消えてなくなります。赤は運用で得た金額です。
- 65歳の退職時に4700万円が溜まっています。
- 65歳以降の収入は340万円と生活費と同額(65歳以降の収入内訳→4700万円を運用利回り3%で141万となり、年金年200万円(現役手取り収入))
- 一生涯財産が減らない!!!
なんと、さきほどの仮条件でも、一生涯、財産が減らない(お金には困らない)シミュレーションができました。というか、そういう条件にした←。
一生涯、同じ年収で、同じ支出でっというのはムリがあるとは思いますが、一つの参考程度にはなると思います。
アーリーリタイヤなど超人的なことを考えなければ、「できる」ような気がしませんか?運用利回りも3%とかなり保守的に見積もっています。さらに、実際の条件はもっと緩くしていいと思っています。さきほどの結果では一生涯4700万円をキープしていますが、人生の幕を閉じるときは貯金は500万円もあればいいですしね(๑´ڡ`๑)
ミスターマーケットの本日のノイズでした。
貯蓄に興味があるならこちらもどうぞ
そんなぐらいがちょうどいいと思っています。