【7730】マニーは小物消耗品医療機器で高シェアなグローバルニッチ企業

 

ミスターマーケット(@mrmarket_japan)です。

 

ミスターマーケットの保有株(日米とも)の決算がぞくぞくと発表されています。保有株各社なかなか順調で嬉しいニュースが続いています。保有株のマニーも10月11日の決算発表で好決算(来期の16.2%増益予想)を発表して株価が2700円→3100円と15%上昇してくれました。

 

マニーは売上200億ほどの会社で、ミスターマーケットが保有するなかでは最も小さな会社です。ですが、ミスターマーケットが保有する他の企業と比べても遜色ない世界を相手にニッチ市場で高シェアなグローバルニッチ企業です。

 

今回は好決算で株価を上昇していくれたマニーを紹介します。

 

マニーとは?

 

マニーは1956年創業の小物医療用消耗品、特に刃物や切削器具に特化した医療機器のメーカーです。本社は栃木にあり、売上規模は200億円程度の中規模の企業です。

 

マニーが提供しているものとは?

 

マニーが提供している製品は手術用針、眼科手術用ナイフ、歯科治療用ドリルなどです。

 

マニーのターゲット顧客は手術や治療に携わる医師や歯科医師です。眼科用手術や心臓血管手術に使用される微細針の分野で、圧倒的な差別化を実現しています。マニー製品はビルクリントン元米国大統領の心臓手術にも使われ世界の医師から高い信頼を得ています。

 

また、マニーは医師の用途・用法・好みにあった最適な製品を提供するために多様な品揃えをしています。たとえば、手術用針は、使用される人体の細胞の性質、用法、使用する医師の好みなどにより、多様な長さ、直径、先端の形状、針の湾曲、強度が異なります。

 

マニーの製造している手術用針は10,000種類、歯科治療用機器は3000種類に及びます。そのため、規模の経済を得にくく、小物医療用機器市場で活動する企業も小規模な企業が多くなっています。例外はジョンソンアンドジョンソンの存在で、同社は低価格から高価格まで幅広くカバーし、世界シェアの7割を抑えています。

 

マニーの戦略は世界で初めてステンレス素材の手術用針の製造に成功し、針から錆が体内に入る危険性を解決して、以来、小物で消耗品で製品寿命が長い医療機器を、ステンレス線材をコアとする独創技術で世界一の品質にして、世界のニッチ市場で販売することです。

 

 

マニーの経営

 

マニーは製品毎・製品の特性毎に「世界一の品質」を目指し、「世界のすみずみへ」提供するという方針を掲げています。

 

 

「医療機器以外にはやらない」「独創技術のない製品はやらない」「製品寿命が短い製品はやらない(20年)」「ニッチ市場(世界市場2000億以下)以外のものはやらない」「世界中に販売できない製品はやらない」ことを明確にし、線材を高付加価値製品に変えることを注力しています。

 

マニーは製品寿命が長い小物消耗品を製品分野としているため、素材や加工機械、計測、試験機器などの自社開発を行っていても費用の回収が可能になるばかりではなく、長期的な差別化の要因となっています。

 

また製品には自社開発した特殊な材料と製造機械を用いることで、多品種生産を効率的に行うことを可能にしています。そして、製品が小さく原材料費が非常に低いため、多品種の製造工程でも在庫費用を低く抑えることができます。そうして、儲けた現金を製造工程・新製品の開発にまわすことで競争力をつけています。

 

現在、生産拠点を国内からミャンマー・ラオス・ベトナムへの海外移転をすすめており、生産工程移管の推進とともに、品質向上と、コスト削減を実現を図っています。

 

 

マニーへの投資

 

マニーへの投資は2009年4月以前より投資をしています(それ以前は記録がない…おそらくその頃)。競争戦略を実行し、高い収益性を達成・維持している企業を表彰するポータ賞でマニーの存在をしり、投資に至ったと薄っすら記憶にあります。

 

確かな記憶としては、そのころのマニーの最低投資単位が60万円程度であり、投資資金が乏しかったミスターマーケットには非常に勇気のいる決断だったことを覚えています(ちなみに、その当時は配当利回りがあった)

 

保有してからは2010年に1株を2株へ、2015年に1株を3株へと2回の株主分割を行っています。1回目の分割時に半分売却して投資資金を回収済し、ミスターマーケットのバイアンドホールド確定株の一つとなりました(最低売買単位を残して売却する可能性はあり)。

 

いま思うこと

 

おそらく投資対象を米国株だけに限定していたら、マニーのような企業には投資できなかったと思います。ミスターマーケットが考える米国株にない日本株の魅力はニッチな企業やまだ成長前の企業に運よく出会えることです(一方で米国株の魅力の一つは太平洋フィルターで、ショボ企業の情報がくることはないことかもしれません)。

 

なぜかチャートは2012年以降しか表示されていませんが、そして、いまからみると良い投資成績ですが、途中は低迷していた時期も幾度かあり、なかなか順調ではなかった記憶もあります。マニーを信じて耐えて長期で保有した自分に乾杯。

 

ミスターマーケットの本日のノイズでした。

 

こんな記事も書いています。

 

記事後にマニーは株価上昇で5位に浮上かもしれません。

[blogcard url=”https://mrmarket-japan.com/tousikigyou/201710-portfolio1-5/”]

SPONSORED LINK

2 件のコメント

  • お世話になります。

    ミスターマーケットさんは本当に素晴らしい企業をいろいろご存知ですね。
    本当にいつも勉強になります。
    ミスターマーケットさんがご紹介してくれる銘柄は全部ほしくなりますw

    今後ともよろしくお願いいたします。

    • いつもお世話になっています。

      こちらこそ、チョコさんの楽しい記事参考になっています。
      今日の「神戸製鋼」の件はやばすぎですね笑
      神戸はいまの件が起きる前も赤字でしたし、
      NISAで買うにはリスクが高すぎますね。
      しかも、2位が日産…、ここも不祥事真っ只中です。

      今後ともよろしくお願いします。

  • コメントを残す

    メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

    CAPTCHA


    ABOUTこの記事をかいた人

    どうも!ミスターマーケットです。 Mr.マーケットは30代半ばの普通の会社員です。20歳から株式投資をはじめ、現在は日本株と米国株で配当を中心に長期投資を行なっています。よろしくお願いします。