どうも、ミスターマーケット(@mrmarket_japan)です。
さいきん、ミスターマーケットのポートフォリオのなかで少し体調の悪い銘柄がいます。そう、iシェアーズ 米国優先株式 ETF(PFF)です。
PFFの調子が悪い
iシェアーズ 米国優先株式 ETF(PFF)は米国の優先株式を集めたETFです。価格が安定していて高分配利回りといことで米国株ブログ界隈でも注目を浴びる銘柄の1つです。
参考リンク→PFFを急いで追加購入した理由とPFFこそNISAにぴったり銘柄じゃね?と思った理由【iシェアーズ 米国優先株式 ETF】
そのPFFは最近かなり調子が悪くなっています。

上↑は6ヶ月チャートですが、少しずつ値を下げ続けていました。また分配金もなにやら少しずつ少なくなっているような印象がありました。
株価と分配金
下↓は2013年からの株価と分配金の推移です。

青が株価で、赤が毎月の分配金です。
まず、PFFは毎年1月の分配金を12月後半に出す傾向があります。そして、過去、その金額は他の月と比べて多い分配金だったのですが、2017年末のものはなんと少なめでした(;´༎ຶз༎ຶ`)。
ETFは投資信託ですので、分配金がでればその金額は価格から控除され、大勢には影響がないのですが、少し肩すかしを食らった感がありました。
分配利回りの推移
とはいえ、毎月の分配金が必ずしも減少しているわけではありません。

こちらは2013年からの月ごとの分配金利回り(分配金額/株価)推移になります。
毎月0.05%を超える程度の分配金を出し続けていることがわかります。
また、さきほどの株価と分配金のグラフとも比べてみると、分配金額が小さくなると株価が下がり分配利回りを維持しているようにも見えます(分配利回りを調節していると言えます)。
すでに購入しているPFFは少しずつ分配利回りが小さくなるため、困ったものですが、新規での購入では特に問題はないような気もします。
株価と米10年国債
最後にPFF株価と米10年国債の関係をみてみましょう。

青がPFF株価で、赤が米10年国債の利回りです。
PFF株価と米10年国債利回りの動きは綺麗に反対の動きになっていることがわかります。米10年国債利回り(長期金利)が上昇すると、PFF株価が下落し、米10年国債利回り(長期金利)が下落すると、PFF株価が上昇するという動きです。
これは債券の動きと同様です(参考リンク→【債券の価格】なぜ債券は金利が下がると価格が上がるのか?)。優先株式は株式でありながら、債券の性質も保有する有価証券ということがわかります。
ミスターマーケットがPFFを購入した理由は、株価が暴落したときの株式購入資金として活用しようと考えたためです。
純粋に債券への投資も考えましたが、債券市場がバブッっていたことや、PFFがバンガード米国トータル債券市場ETF(BND)よりも分配金が高く、PFFにしました。
下↓チャートはPFFとBNDを比べていますが、

結果はキャピタルロスと分配金と合わせたら結局はPFFでも、BNDでも、どちらでも同じだったなという印象です。

おっと、できないにも関わらず、相場を読んでしまいました。いかんいかん。
とりあえず、現状PFFは様子見としておきます。
ミスターマーケットの本日のノイズでした。