Contents
- 1 MSCIとは?
- 2 MSCIの強さは投資ブロガーが教えてくれる
- 2.1 FOY1位:eMAXISSlim 全世界株式(オール・カントリー)
- 2.2 FOY2位:eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
- 2.3 FOY3位:eMAXIS Slim 先進国株式インデックス
- 2.4 FOY4位:<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド
- 2.5 FOY5位:eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)
- 2.6 FOY6位:楽天・バンガード・ファンド(全米株式)
- 2.7 FOY7位:セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド
- 2.8 FOY7位:グローバル3倍3分法ファンド(1年決算型)
- 2.9 FOY9位:バンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT)
- 2.10 FOY10位:SBI・バンガード・S&P500
- 3 MSCI強い。SPGIも強い。
MSCIとは?
MSCI Inc.は金融サービス企業です。
インデックス、アナリスト、その他(ESGと不動産分析)の3つの事業を行っています。
主力のインデックス事業では、インデックス投資のベンチマークとなる指数を作成・算出して運用会社に提供しています。
MSCIは投信残高に応じて、報酬を得るというビジネスになっています。
MSCIの強さは投資ブロガーが教えてくれる
MSCIの利益は、指数採用投信の残高に応じて利益が決まります。
ということは、人気の投資信託に採用されているかが大切になります。
人気の投資信託にMSCIの指数が採用されているか・・・・?ん?なんかこれ、アレをみたらわかる気がしません?
そう、「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 」の結果です。
ということで、さっそく、2019年の結果を見てみましょう。
では、1位からザッとみていきましょう。
証券会社の宣伝やうたい文句にまどわされず、自分たちにとって本当によいと思える投資信託を投信ブロガーたちが投票で選び、それを広めることで「自分たちの手でよりよい投資環境を作っていこう!」というイベントです。
FOY1位:eMAXISSlim 全世界株式(オール・カントリー)
三菱UFJ国際投信の先進国と新興国に投資する投資信託です。
インデックスは、MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス (配当込み、円換算ベース)。
FOY2位:eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
三菱UFJ国際投信の米国の大型株をメインに投資する投資信託です。
インデックスは、S&P500指数です。S&P500は世界で最も有名な指数です。
FOY3位:eMAXIS Slim 先進国株式インデックス
次も、三菱UFJ国際投信の投資信託です。名前の通り、日本を除く先進国株式に投資しています。
インデックスは、MSCIコクサイ・インデックスです。
FOY4位:<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド
次は、ニッセイの日本を除く先進国株式に投資している投資信託です。
インデックスは、MSCI コクサイ・インデックスです。3位と同じインデックスですね。
FOY5位:eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)
またも、三菱UFJ国際投信です。
この投信はバランス型ですので、合成ベンチマークを使っています。
ですので、各資産毎のベンチマークをみてみましょう。
- 国内株式-東証株価指数(TOPIX()配当込み)
- 先進国株式-MSCIコクサイ・インデックス(配当込み、円換算ベース)
- 新興国株式-MSCIエマージング・マーケット・インデックス(配当込み、円換算 ベース)
- 国内債券-NOMURA-BPI総合
- 先進国債券-FTSE世界国債インデックス(除く日本、円換算ベース)
- 新興国債券-JPモルガンGBI‐EMグローバル・ダイバーシファイド(円換算ベース)
- 国内不動産-東証REIT指数(配当込み)
- 先進国不動産-S&P先進国REITインデックス(除く日本、配当込み、円換算ベース)
話はそれますけど、バランスファンドって指数会社に払う手数料が多そうですね。
FOY6位:楽天・バンガード・ファンド(全米株式)
楽天投資顧問がバンガードと組んだということで一時期話題となった投資信託です。
インデックスはCRSP USトータル・マーケット・インデックス(円換算ベース)です。
FOY7位:セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド
インデックス投資黎明期から運営されてるセゾンのバランスファンドです。
バランスファンドですので、こちらも各資産のベンチマークをみてみます。
- 日本株式・MSCIジャパン・インデックス(配当込)
- 先進国株式・MSCIワールド・インデックス(配当込)
- 新興国株式・MSCIエマージング・マーケット・インデックス(配当込)
- 日本国債・ブルームバーグ・バークレイズ・グローバル国債:日本インデックス
- 先進国国債・ブルームバーグ・バークレイズ・グローバル国債:G7インデックス
- 新興国国債・ブルームバーグ・バークレイズ新興市場自国通貨建て国債インデックス
FOY7位:グローバル3倍3分法ファンド(1年決算型)
ちょっと前に、少し話題となったレバレッジ投信です。
さいきんは、アクティブファンドもインデックスの組み合わせでアクティブアクティブする時代なんですね。
こちらも各資産のベンチマークをみてみましょう。
- 日本株・東証株価指数(TOPIX、配当込)
- 先進国株・MSCI-KOKUSAIインデックス(配当込、円ベース)
- 新興国株・MSCIエマージング・マーケット・インデックス(配当込、円ベース)
- 日本国債・NOMURA-BPI国債
- 先進国債・FTSE世界国債インデックス(除く日本、円ベース)
- 新興国債・JPモルガンGBI-EMグローバル・ディバーシファイド
FOY9位:バンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT)
海外ETFです。
インデックスはFTSEグローバル・オールキャップ・インデックスです。
イギリスの代表的な株式指数のFTSE100で有名です。
FOY10位:SBI・バンガード・S&P500
楽天に負けじと、SBIがバンガードと組んだ投資信託です。
インデックスは、S&P500指数(円換算ベース)。
MSCI強い。SPGIも強い。
いかがだったでしょうか?
MSCIに馴染みのなかった投資家さんでも、実は保有していた投信で利用していたって人もいるんじゃないかなと思います。
投資界隈、歩けばMSCIに当たるって感じですね。
インデックス投資が盛んです。インデックス投資に投資するのも面白いと思いかなと思います。
もし、興味があれば僕のMSCIへの投資を反映させた記事もよろしくお願いします。
そして、実はS&P500を算出しているSPGIにも投資しています。
そうそう、インデックスを売って儲けているMSCIですが、IR資料では俺に投資するほうがええぞって言ってますw
もちろん、投資は自己責任でお願いします。
ミスターマーケットのノイズでした。