【2018年金融資産保有状況】単身世帯の中央値はたったの50万円!?

ミスターマーケット
どうも、日米株投資家のミスターマーケットです。

「家計の金融行動に関する世論調査」[単身世帯調査]が発表されていましたので、気になるところをまとめてみました。ちなみに、調査を行っている金融中央広報委員会は日本銀行の関連組織です。

2017年との違い
2018年から金融資産の定義を運用の為または 将来に備えて蓄えている部分と変更がありました

 

 

なんと単身世帯全体の金融資産保有中央値はたったの50万円!?

 

単身世帯全体の金融資産の保有額

単身世帯全体の金融資産の保有額

上↑のグラフは単身世帯全体の金融資産の保有額です。縦棒が平均値、折れ線が中央値になっています。

 

と、その前に平均値と中央値の違いから確認しましょう。

 

ここで、まず、確認したいのが、平均値と中央値の違いです。

平均値と中央値の違い

平均値は上の例でいうと9人全員の金融資産/9人で求めます。そう、単純に平均です。

 

一方で、中央値は金額順に並べた人数の真ん中を表しています。9人を金額順で並べて真ん中5人目の人の金額です。

 

平均値は、超富裕層がいた場合、一気に引き上げられますので、中央値のほうが実態に近いと言われています。

 

ミスターマーケット
では、再度、グラフを見てみましょう。

 

単身世帯全体の金融資産の保有額

上↑のグラフは単身世帯全体の金融資産の保有額です。縦棒が平均値、折れ線が中央値になっています。

 

さきほど、中央値がより実態に近いといいましたので、中央値をみてみると…な、なんと、単身世帯全体の中央値は50万円です。

 

どう思いました?

 

ミスターマーケットは正直「えっ」って思いました…たったの50万円ですよ。ちょっと衝撃的です。しかも、若い世帯だけでなく、単身全体で50万円です。

 

見るときは自分は上回っているか、下回っているかドキドキって思いましたが、50万円って数字をみたら、「ヨッシャー!上回っているぞ」って感想ではなく、「日本大丈夫か?」って普通に思いました。

 

とはいえ、よくよく考えれば、単身の場合は貯蓄が必要がないほど、生活が安定している社会とも考えられます。

 

もちろん、本当に貧しくて貯蓄ができないという世帯もあるとは思いますが、もし生活が不安定であれば多くの世帯が貯金を励むことになると思うからです。

 

実際にグラフを確認すると、景気が悪化が顕著であった2013年ごろまでは中央値が100万円前後で推移しており、その後、景気回復してきた2014年以降下がっていることを考えると、生活が安定してる社会だから貯蓄額が少ないという考えも、あながち間違いではないと思います。

 

景気が良くなったら金融資産保有額が数十万単位まで減るということが、良いことか、悪いことかは別にして、日本死んでなくて良かったです。「ホッ」。

 

ミスターマーケット
ちょっとこのグラフでこんなに時間を食うと思いませんでした…つぎいきましょう。

 

 

金融資産保有単身世帯の金融資産保有中央値は350万円

 

では、次は金融資産保有単身世帯の金融資産保有状況をみてみましょう。

さきほどの単身世帯全体から、金融商品を「いずれも保有していない」世帯(5.6%)を抜いた母数の統計です。

 

金融資産保有単身世帯の金融資産保有額

上↑のグラフは金融資産保有単身世帯の金融資産の保有額です。縦棒が平均値、折れ線が中央値になっています。

 

中央値がさきほど単身世帯全体の50万円から350万円に一気に増えています。

 

ちなみに、平均値の金融商品別構成比は以下のようになります。

金融商品別構成比グラフ 金融商品別構成比

預貯金がほぼ半分の41%、続いて株式18%、投資信託が9.3%、債券3.7%、生命保険と個人年金保険がそれぞれ9%ずつという結果になりました。ミスターマーケットが思っていたより、リスク性金融資産が多いという印象でした。

 

いやー、人の資産のうちわけをみるのは本当に面白いですね。2人以上世帯の数字やほかにもいろいろなデータがありましたので、今後も紹介していきたいと思います。

 

 

ミスターマーケットのノイズでした。

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どうも!ミスターマーケットです。 Mr.マーケットは30代半ばの普通の会社員です。20歳から株式投資をはじめ、現在は日本株と米国株で配当を中心に長期投資を行なっています。よろしくお願いします。