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円高の恐怖!1ドル80円でポートフォリオが大きく毀損する!
みなさん、怖いものはなんですか?
昔から怖いものと言えば、地震雷火事オヤジですが・・・、僕の怖いものは円高です。
それはリーマンショック後の円高を経験したからです・・・・
、と昔話を語っても、「また投資歴をひけらかして、説教をはじめたわ、このオヤジ」と思われるかもしれません。
ですので、説教ではなくて、もし1ドル80円になったとき僕のポートフォリオをシミレーションすることで円高の恐怖を共有してみたいと思います。
まずは、実際のポートフォリオの推移です(円高になっていない)。確認ください。
ブログを始めた2017年6月頃からのドル建て資産を円換算したポートフォリオ推移です。
円高シミュレーション:1ドル80円で資産額は・・・
これが、今月2019年4月末に1ドル80円になってしまったという条件でグラフを作成してみました。
さぁ、確認してみましょう。
急降下です。ちょっと急すぎてわからないぐらいの・・・・。
わかりやすいように4/10現在から一気に下がったばあいのグラフを見てみましょうか。
920万が664万に激減しています。率で表すと27%も下がっています。
1000万なら270万の損失、500万でも130万の損失が発生するということです。
そして、円高の恐ろしいのは海外株全銘柄に影響を及ぼすことです。
お持ちの株で27%以上含み益がない銘柄すべてがマイナスに陥るぐらいの衝撃です。
もしかしたら、全銘柄が大含み損になってしまう!という方もいるのではないでしょうか…。えらいこっちゃー!
円高の恐怖!配当まで減っちゃうよ!!
まずは実際の配当です。
僕の海外株の円換算後の配当金額です。2018年は過去最高となりました。
では、2018年中に受け取った配当がすべて1ドル80円だったらどうなるでしょうか?
シミュレーションをしたのが、下↓です。
はい、消えた…。
あれだけ苦労して勤労、そして節約の日々を過ごしてきたにも関わらず、2015年の配当水準まで低下してしまいます。
為替は怖いよ。トレンドが長期で続くから。。。
でも、ドル円為替なんて短期間、中期間の問題で、結局は元に戻るやろ?日本は衰退していくなかで円安に振れるのだから…そんな気にしなくてもいいんじゃ…?って方もいると思います。
では、為替というのは本当に短期・中期の問題なのでしょうか。
下↓のチャートはドル円外国為替のチャート図です。確認ください。
リーマンショックは2009年前後ですが、それから4年間は未曾有の円高が続きます。
しかも、2年間もの間ジリジリと円高が進行していくたちの悪い状態が続きました。僕の円高の恐怖はここで植え付けられました。
4年間、たった3文字ですが、およそ1300日です。大学と同じ期間です。為替は短・中期間と簡単に考えるのは危険です。
ちなみに、僕は完全には信じていませんが、為替の水準を決めるものに購買力平価という考え方があり、それで計算するとドル円は1ドル60円から70円の水準が妥当という説があります。
そして、困ったことに円高になるとその説が頻繁にニュースにでてきるようになるのです。
例えば、上のチャートの2013年以降を指で隠して、ニュースで偉い偉い為替ストラテジストが「1ドル60円まで言ってもおかしくない!( ・`ー・´) + キリッ」と言ってたら、あなたは耐えることができますか?
「このさき、もっともっと円高が続くのか…、売ろう…」となりませんか?
そして、あなたが耐えられたとしても、あなたの妻や旦那さんは耐えることができますか?
少し脅しすぎかな…
少し脅しすぎましたかね。ちょっと気分が悪くなったらごめんなさい。
でも、可能性としてあるし、過去にあった話です。
もちろん、今すぐ海外投資から撤退したほうがいいよと言ってるわけじゃありません。僕はこれからも米国株は持ち続けます。
そして、僕のように日本株を持ちなさいなんて言うつもりもありません。
日本株に乗り移ったところで、円高は日本企業の業績に直結しますので、さらに大きなダメージを食らう可能性もあるのです(;´༎ຶз༎ຶ`)
できることと言えば、急に円高になっても生活に困らないだけの日本円預金・債券を持つこと、勤労を続けることで円高になったときに強い円で海外資産をどんどん購入する稼ぎを確保する、ぐらいですかね。
ただ、急速な円高は非常に辛いものがあります。まぁ、こんなこともあるよって少し心に留めておいて欲しいなと思います。
ミスターマーケットのノイズでした。