どうも、ミスターマーケット(@mrmarket_japan)です。
今回はいろいろな意味で注目を集めるGEについての記事です。
世界最強の企業と言われたGEが落日寸前です
2008年に発生したリーマンショックで大きく傷を負ったGEは前CEOイメルト氏のもと金融業から製造業へビジネスモデルの転換を行い、一時期は復活かと思われた時期がありました。しかし、今年表面化した事業行き詰まりから6月に前CEOイメルト氏が事実上の更迭となりました。
そして、次のGEを任されたフラナリーCEOが昨日2017年11月13日に発表した改革案では、重点分野を電力、航空、ヘルスケア機器の3事業とし、他の事業からの撤退を発表。さらに、株主に対しても配当の50%削減という痛みを求めました。
ミスターマーケットも過去にGEに投資していました。2008年から今年の2017年5月まで保有していました。5月29日に27.55ドルで売却をしました。
今回の記事はもし、今も保有していたら損益はどうなっていたかをシミュレーションしてみました。1ヶ月前に「【GE】リーマンショック前夜にGE株をバイアンドホールドしたら?」という記事を公開しましたが、その記事の「続」というカタチになります。
それでは損益推移を確認してみましょう。
ミスターマーケットが実際に2008年に1株33ドルで投資したGEの損益推移になっています。(さきほども触れましたが、実際は2017年5月29日に27.55ドルで売却をしています。)

一時期プラスまで回復していた損益ですが、5月から一気に含み損が拡大しています。長年10年近く蓄積された配当も急速な株価下落の前に無力です。
5月に売却していてよかった…(ホっ)
ミスターマーケットはなぜ売却したのか?
GEの今の低迷が見えていたわけではありません。ただ、一時期復活してきたように見えた業績が低迷をはじめて、「そろそろ、疲れた」と感じ、今ならプラマイトントンで終われると思いました。(もちろん、機会損失はありますし、失われた時間は帰ってきません)。
さらに、業績悪化に苦しんでいる企業よりも未来の成長に注力している企業へ資金を振り向けようと思いました。そして、GEの売却資金を使ってamazon、google(アルファベット)、visaに投資しました。
GEは復活するかもしれません。
しかし、ミスターマーケットは業績が低迷する企業の復活に望みをかける投資はなかなか難しい投資だと思っています。
特に、リーマンショックの際は世界全体の景気が悪いなかでの業績悪化でした。今回は世界全体の景気が良いなかでの業績悪化です。GEのビジネスが非常に辛い状況を迎えていると考えて良い気がしています。
いま、保有している人は耐え抜くのも、新しいところに未来を探すのも、自分で決断するきでしょう。それが成功の鍵だと思います。
ミスターマーケットがメッセージを伝えたいのは、いまGEを保有していない方で、GEへの逆張り投資を考えている人です。もし、GEに逆張り投資をするなら非常に難易度が高い投資にチャレンジすることを確認して投資をしたほうがいいと思います。
ミスターマーケットの本日のノイズでした。
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