レバレッジとは?
レバレッジとはテコの原理のことです。
テコを使えば少ないチカラで大きなモノを動かせるように、投資でレバレッジを使うと小さな元手で大きな資金を動かせます。
レバレッジと聞くと特別なことのように感じますが、企業が事業を行うための借入や、個人が住宅を建てるための借入もレバレッジです。
魅力的なレバレッジ
投資でのレバレッジは魅力的です。
例えば、レバレッジと相性が良い投資に不動産投資があります。
不動産は担保性があり、保全が簡単なため、資金を引っ張ってきやすいです。
そのため、信用力が乏しい個人でも小さい元手で大きな資金を借りることができます。
また、不動産は腐りにくいため、長期に借入が可能になります。
うまく投資できれば、不動産を買うために借りた資金を家賃だけで返済していくことも可能です。
株式などの証券投資でもレバレッジはできます。
証券投資は足が早いので長期資金を借りることはできませんが、それでも換金性が高いので簡単に借りれます。
特に、現在は世間に金融緩和で資金がジャブジャブに溢れているため金融業は利ざやを稼ぐためにあらゆるとこに貸し出そうといろんな商品を開発しています。
もちろんデメリットもある
レバレッジは他の人から資金を借りて大きい資金を動かすわけですからマイナスに働けば大きい傷を負うことになります。
例えば、1の元手で3を動かした場合、3分の1の損失がでれば、元手が全てが吹き飛んでしまうのです。
さらに、3分の1以上の損失が発生すれば元本を割り込むことになり資産がマイナスになることもなります。
そして、忘れていけないデメリットがコストです。
レベレッジの本質は借金です。必ず利息が発生します。
もちろん、金融で時間は絶対に有償です。誰もタダで資金を融通してくれません。
もちろん、未来の取引をする先物も一緒です。
現在は史上最強の金融緩和の余韻が残っていますから、非常に低い金利ですが、それでも長期でみると大きな負担になります。
僕はレバレッジを使いません
僕は自らの証券投資でレバレッジを使いません。
他の人からお金を借りると、マイナスになる可能性やコストが発生するからです。
そして、僕がいちいちレバレッジをかけなくても投資先の企業が必要と考えれば借入をして事業を行ってくれます(REITもね)。
また、レバレッジをかける必要もありません。投資の成果に焦ってませんし、ゆっくり豊かになればいいと思っています。
レバレッジ投資はステロイド投資
2018年はじめに著名投資家アイカーン氏が熱狂している株式市場を”ステロイド剤を使ったカジノ”と表現していました。
ステロイド筋肉増強剤は短期間で劇的な筋肉増強を目的として使われましたが、副作用として高血圧、高コレストロール、肝障害の可能性やホルモンバランスが見出しカラダに異常をきたすことがあるものです。
昔、ステロイドを乱用した人の画像を見たことがありますが、正直、僕はキモッと感じました。
うまく使えばカッコよくみせれるのかもしれませんが、間違うと筋肉オバケになります。
投資でのレバレッジも、ステロイド筋肉増強剤と似ているように感じます。
早く成果をだしたい焦りや、優れているように見せたい願望がレバレッジ投資に走らせ、いつのまにか資産をボロボロにしてしまうように見えます。
ステロイドには薬で使われるものもあり、必ずしも悪いことばかりだけではないです(そもそも同じステロイドではないとか?)。
レバレッジもステロイドも、うまく目的そって、正しく使えば有益なものなのでしょう。
正しく使えばです。
レバレッジときいてワクワクしながら飛びつくような人は正しく使えないでしょう。
投資の成果は焦ると危険です。
時間に余裕のあったり、未来が見える能力がない限り、ゆっくり時間を使った投資をオススメします。
レバレッジ投資はステロイド投資!
レベレッジ投資は必ずしも悪い投資ではありませんが注意が必要です。マイナスな表現で慎重になるくらいがちょうどいいと思っています。
ミスターマーケットのノイズでした。
だけど、正しく使わなきゃ資産をボロボロにします。ステロイド筋肉オバケのように・・・