amazonは生活必需品メーカーを駆逐するか

ども
ミスターマーケットです。

暑いですね。
ほんと暑い。暑い暑い。暑い…。
ご身体ご自愛ください。

さて、最近「amazon効果」という言葉をチラホラ聞きます。米国ではamazonが新しい言葉を生み出すほどの変化が起こっているみたいです。既存小売り業から客が離れモールが閉鎖している情報もあります。

その中で、6月16日にamazonが自然食品スーパのホールフーズマーケットを買収発表しました。直接競合する小売業株はコストコ(▲7%)、ウォルマート(▲4%)と大幅に値を下げました。さらに、食品や家庭用品などもamazon効果によって駆逐されるのではという懸念が広がり、ハーゲンダッツが有名な食品大手ゼネラルミルズ(▲3%)なども下げました。

私もコカコーラやP&Gなどを保有しているため、amazon効果が食品・家庭用品まで脅かすのかと少し懸念が生まれました。そんなときに読書メモに残されていた下↓の文章を偶然発見して少し癒されました。

多くの人々は価格志向ではあるが、限度がある。包装されたコーヒーの場合、人々はかなり頻繁にブランドを切り換える。だが、多くの場合、有名なブランドの間をそれらの特価や値引き券に引かれて行き来するのである。無名であったり低価格の自家ブランドに切り換えることは滅多にない。そういうことがあっても、すぐにもとのブランドに戻ってしまうのが普通である。ブランドを隠した味覚テストでは人々は違いがわからない。だが、包装のラベルが見える実際の使用場面では、親しみのあるブランドのほうが良く見えるし、また、多分、買い手、ユーザー、家族や来客にそれを出す人々の良いイメージを語りかける。
レビット教授の有能な経営者 欠くべからざる「三つの仕事」の視点から 著:T.レビットp163

いや、そのとおりだと思います。
私、Mr.マーケットもかなり価格志向な人間で、できるだけ安くすませようとします。時間が許せば価格比較はするものの、レビット教授がおっしゃるとおり、有名ブランド間だけでの競争です。ほぼほぼプライベートブランド商品とも比較することはありません。

いまのところ、Mr.マーケットは、もしamazonがアマゾンコーラやアマゾン洗剤を販売するようになったとしても、圧倒的な高品質または低価格でない限り日常的に受け入れられないのではないかなと想像しています。実際にすでにアマゾンは電池やスマホ充電用品など販売していますが、商品はそこまで強い商品力や価格力を持っているとは思いません。

amazonはネット企業であり、流通の企業です。食品や生活用品の会社と肩を並べるのは難しいと思います。逆に、米国の世界的な食品家庭用品の会社こそ、amazonの流通網を活用し、世界中に商品を浸透させれるのではないかと期待しています。

それでもどこかで脅威と感じているamazonの力はすごいです。ちなみに「amazonする」という新語もあり、意味は「圧倒する」だとか。

ミスターマーケットの本日のノイズでした。

今後ともよろしくお願いします。

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どうも!ミスターマーケットです。 Mr.マーケットは30代半ばの普通の会社員です。20歳から株式投資をはじめ、現在は日本株と米国株で配当を中心に長期投資を行なっています。よろしくお願いします。