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アボット・ラボラトリーズ(ABT)とは?
アボット・ラボラトリーズは1888年にDr.アボットが米国イリノイ州で顆粒剤の生産を始めたことから始まります。
HIVウイルスを特定する検査試薬や、ヒト型抗ヒトTNAαモノクローナル抗体「ヒュミラ」を世界で初めて開発したことで有名。
ちなみに、2013年にその「ヒュミラ」の医薬品製造開発部門をスピンオフします→米国株のなかで高配当ヘルスケア株として人気あるアッヴィ(ABBV)が誕生したわけです。
現在の事業分類は、以下の4事業。
- 検査機器・試薬
- 医療機器
- 後発剤
- 栄養剤製品
ABTの特徴として先進国・新興国ともに基盤を持ちます。
なぜ新興国の比率が高いかといえば後発剤は新興国をメインとしているからです(先進国は他社に売却)。
アボット・ラボラトリーズ(ABT)の業績と株主還元
ざっと業績からみていきましょう。
ABTもほかのヘルスケア企業と同じく事業の再構築を頻繁に行っています。
- 2013年 アッヴィ(ABBV)をスピンオフ
- 2016年 セント・ジュードを250億ドルで買収
M&Aのイベント毎に数字が大きく動くので業績を見るときは注意が必要です。
医療機器セクターは無配当株も多いですが、ABTは配当と自社株買いを合わせた株主還元利回りが3%あります。嬉しいですね。
アボット・ラボラトリーズ(ABT)株価
まずは、株価と投資金額から。
上が株価(ドル)と投資金額、下が株価(円換算)の為替。ぼくがABTに投資した2018年からの株価です。
アボット・ラボラトリーズ(ABT)配当金
次に配当金をみます。直近の配当金から。
- 1株あたり配当金は0.45ドル
- 配当利回りはおよそ1.54%(株価116.65・税引前)
- 配当月は2月・5月・8月・11月
次は受取配当金額の推移です。
10回目のABTからの配当金。
アボット・ラボラトリーズ(ABT)投資損益
株価・配当を確認しました、次は投資損益推移をみていきます。
ドル建の投資損益です。
上のグラフが金額で、下のグラフが%(パーセント)、青が累積配当受取金額、緑が売買損益、ピンクが評価損益、赤線がトータルリターンとなっています。
そして、円換算後の投資損益です。
参考リンク→ アボット・ラボラトリーズ
ミスターマーケットのノイズでした。