
なぜなら、
私ミスターマーケットの由来は「名前の由来は市場経済の変動に左右されるな」との思いから、敢えて、バフェット物語にでてくるミスターマーケットを借りパクしました。「ミスターマーケットになるなとの戒めです。」
— ミスターマーケット (@mrmarket_japan) 2018年2月5日
上げ相場ではみなさんに下げの脅しを、下げ相場では上げの可能性を提供してまいりたい所存です。
— ミスターマーケット (@mrmarket_japan) 2018年2月5日
との思いがあるからです。相場が荒れてるときこそ前向きな記事を。
例として、リーマンショックでの米国株の購入と東日本大震災の際の日本株の購入の2つをもってきました。
さぁ、さっそく、行ってみましょう。
Contents
例1:リーマンショックでジョンソンエンドジョンソンに投資
まず1例目は2008年に起きたリーマンショックで手に入れた米国株銘柄:ジョンソンエンドジョンソン(JNJ)です。
2009年5月にJNJを購入しています。リーマンショックが底をうったのが2009年3月ですので、底を打って2ヶ月後の購入となります。
購入後は以下のようになっています。

上はJNJの損益推移グラフ(日本円換算)です。
青棒が配当、赤棒が含み損益、黄線が合計の損益となっています。上のグラフが金額、下のグラフが%です。
暴落時に投資したJNJですが、2012年11月まではなかなか芽がでませんでした。
これは株価は順調だったものの、ずるずると円高が続いた結果です。その後、円安になり、株価も順調に推移し、現在に至ります。
2018年2月6日現在、含み益で441,562円・配当で87,790円・合計529,352円になっています。およそ10年で投資資金の2倍程度の収益を手に入れることができました。この例を見る限り、暴落はたしかにチャンスと言えると思います!
例2:東日本大震災に伴う株安でカルビーに投資
次の例は、2011年の東日本大震災に伴う株安で投資した日本株銘柄:カルビー(2229)です!
2011年の春頃(おそらく5月)に購入しています。震災が20011年3月ですので、2ヶ月後の購入となります。
購入後は以下のようになっています。

先ほどのグラフとは少し異なります。黄棒が評価損益、薄青が実現損益、青が配当受取累計になります。上が金額、下が%となっています。
カルビーは購入後、短時間で投資成果がでています。そして、2013年に9月に株式4分割が行われ、その際に1/4を売却しました(当初投資金額を回収)。
2018年2月6日現在、キャピタルゲインで1,086,000円・配当で23,992円・合計1,109,992円になっています。およそ7年で投資資金の4倍弱程度の収益を手に入れることができました。まさに暴落はチャンスです!

ちなみに、ポートフォリオ1位を占めるシスメックスもリーマンショックに投資した暴落時投資銘柄です。
暴落をチャンスにする準備
リーマンショックと、震災に伴う暴落の2つを例にあげました。
暴落時に素晴らしい企業に投資できたわけですが、ミスターマーケットはタイミング投資を行っていないため、運が良かっただけです。
ただ、もしかしたら、ミスターマーケットが日頃行なっている以下のことが暴落をチャンスできた秘訣かもしれません。
みてみましょう。3つあります。
- 日頃から素晴らしい企業を探しておく。
- タイミングをはかるのはほどほどに購入に慣れておく。
- 勤労と節約を身につけてキャッシュフローを整えておく。
それぞれを簡単に説明します。
日頃から素晴らしい企業を探しておく
暴落が発生すると、いろいろな企業が安くなり、素晴らしい企業はもちろん、ショボイ企業まで魅力的に見えてきます。
ですので、暴落で素晴らしい企業に投資するためには普段から目当ての投資先を決めておかなければいけません。
バーゲンセールに目をとられないために、日頃から素晴らしい企業を探しておきましょう。
タイミングをはかるのはほどほどに購入に慣れておく
タイミングをはかる投資はほどほどにしておきましょう。暴落時に手にいれることばかり考えると、いざ暴落がはっせいしても「まだ」「まだ」と欲がでて、結局、絶好のタイミングを逃す可能性が高くなります。
あきらかに誰もがみても割高なときに買う必要はないと思いますが、適正価格だと思うなら日頃から購入しましょう。購入になれておけば、暴落のときにもさっと投資できると思います。
逆説的かもしれませんが、暴落時に投資するために普段から投資をしましょう。
勤労と節約を身につけてキャッシュフローを整えておく
ですが、日頃から投資していると、いざ暴落時にキャッシュがなくなってしまうものです。そうならないために、どんどんキャッシュが増える状態を日頃から整えておきましょう。
日々の勤労と節約があって素晴らしい投資ができると思いましょう。
含み益が仮の利益ならば、含み損も仮の損失
上の例は自慢ではなく、鼓舞です。もちろん、自分に向けてでもあります。
過去にできたから、次、できるとも限りませんが、過去の例は少しは参考になるかなと思っています。
正直、ミスターマーケットは暴落や下げ相場は苦手です。
2,3年と続く低迷相場は資産的にも、精神的にも、ツライものです。
そして、「耐えろ」とか「我慢したら良いことがある」とか、そういうことを言いたいわけでもありません。
ただ、そこまで下がってることに過度に思いつめないで欲しいと思います。相場が大きく動くときは株式市場ばかりに目がいきますが、経済活動はいつもどおり行われています。
あなたの投資している会社の商品はきっと今日も消費されているはずです。
ですので、そういう素晴らしい会社を狼狽売りや投げ売りは避けてほしいなとの思います。
もしら含み益がなくなってしまって、後悔してるなら、含み益は仮の利益だったと素直に思えばいいと思います。
そして、含み益が仮の利益なら含み損も仮の損失です。うまく考えて、自分をコントロールしていきましょう。
そして、もし、余裕があれば、素晴らしい会社を購入してみてください。
将来、きっとよかったなと思える日がくるかもしれません。
過去のミスマでもできたのです。きっとあなたにもできるはず!

ミスターマーケットの本日のノイズでした。
どうも、日米株投資家のミスターマーケットです。
今回はミスターマーケットが過去の暴落に掴んだチャンスを紹介しようと思います。