株式総数とは?
僕の言う株式総数とは世の中に出回っている株式数です。
下↓にイメージはをつくってみました。
イメージでは株式総数は4枚です。1株を持てば企業の25%の持分を保有していることを意味します。
株式総数が減少するとは?
株式総数が減少するとは、上のイメージだと、4株が3株になることです。
下↓のようなイメージです。
株式総数が減るのは、企業が世の中に出回っている自社株式の買い戻す(自社株買い)ことで発生します。
この場合は、1株25%の持分だったものが、1株33%の持分になります。
株式総数の減少している株式とは?
では、僕の投資先のなかで株式総数が減っている企業を紹介します。初年度の株式総数を100で表しています。
まずは、コカコーラ(KO)。
ビジネスで湧き上がるマネーを自社株買いに使い株式総数を継続的に減らしています。
もっとすごいはマクドナルド(MCD)。
2009年から持ってるだけで1株の価値が1.4倍にもなっています。そりゃ、株価が上がるのも納得ですw
面白いのがスターバックス(SBUX)
2012年までの株式総数は増加していましたが、2013以降は減少に転じています。ビジネスの成長投資が手元資金で補えるようになり、逆に自社株買いを始めた感じです。
株式総数が増加している株式とは?
次に株式総数が増加している企業です。
まずは、原油安で苦境になったロイヤルダッチシェル(RDSB)
キャッシュフローが苦しかったので配当の代わりに株式を配るってこともやってました。とりあえず、今現在は落ち着いています。
さらに、成長株でも株式総数が増えているとこが多いです。
キングオブサブスクリプションのセールスフォースドットコム(CRM)とか。
まだまだ成長への投資が多くて現金が足りません。
増資や株式による買収や、人材確保のためにストックオプションを多用している結果ですね。
僕は、株式総数が減少している企業が好きです
僕は株式総数が減少している企業が好きです。
長期でのんびりと投資しているので、保有と共に自動的に持分(価値)が増えていく企業のほうが楽です。
もちろん、成長ある企業も魅力的ですので、保有していますが、大きい金額を保有する気にはなれません。
僕のポートフォリオの成長株枠で金額が多い(30万円以上)のは、株式総数が減少傾向にある株式ばかりです。
株式総数が増加している血気盛んな株式は金額が少ないです(10万から20万)。
2018年にはセールスフォース(CRM)の一部を売却して、マイクロソフトへ資金をシフトしたのがこれが主因です。
ハイテク株で特に自社株買いが大きいのはクレジット決済のVISA(V)やMasterCard(MA)です。
ちなみに、株式総数はモーニングスターhttps://www.morningstar.com/(リンク先はSBUXのページ)のsharesの項目でわかります。
ミスターマーケットのノイズでした。