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簡単に無印NISAの概略とロールオーバ問題の説明
「わかってる」って人はサラリと飛ばしてください。
簡単に言えば、NISAは①株の値上がり益と、②株の配当益が非課税になる仕組みです。
1人につき年間120万円のNISA枠が与えられ、その枠内で投資した株式からの利益は5年間非課税になります。
そして、その5年間の非課税期間が終了した時に①翌年の非課税枠に移す(ロールオーバー)か、②課税口座に移すか選択することになります。
これが世に言うロールオーバー問題です。長期投資家なら誰しもが抱えているはずの問題です。
(資料は金融庁HPから)
どうする?俺のペプシコちゃん
で、僕のポートフォリオの中にもロールオーバの候補となる銘柄があります。
2014年に投資した米国株のペプシコ(PEP)です。
ロールオーバはやめておこうかな
で、結論をズバリ先に言うと、ミスターマーケットのペプシコ(PEP)はロールオーバーをやめておこうかなと思っています。
NISA枠で購入すると手数料が安くなる
その1番の理由は、僕が使っているSBI証券ではNISAでの国内株式売買・海外ETFが無料になるからです。
これは、NISA本体ではなくNISAと関連するメリットです。
海外ETFを投資するときに最低でも税込5.4ドルの手数料が必要になってきますが、それが無料になるのです。
日本株は買付だけでなく、売付手数料も無料です。
NISAで保有するのは米国株より日本株・J-REIT・英国株のほう有利
また、日本株・J-REIT・英国株を新たに購入する場合はそちらをNISA適用にした方が米国株ペプシコをNISA口座で保有し続けるより有利になるのも大きいです。
それは、NISAで米国株を保有していると二重課税が発生しないため、外国税控除が受けられないからです。
日本株・J-REIT・英国株やに投資するかはわかりませんが、一旦フリーハンドを確保しておきたいと思います。
値下がりした株式をNISAで買い増しすることもしたい
また、株価が下がっている株式の損失を一旦確定させて、NISAで買い戻す手法を使える余地も残しておきたいです。損失を確定させれば、損益通算で税金が安くなるためです。
その後、上がれば売却して、非課税を享受してしまいます。成功するかは別にして、過去はこれを繰り返すことで課税を抑えられてきましたので、チャンスがあればやりたいと思います。
2014年のNISA口座の評価額が120万を超えている場合はロールオーバーがオススメです。
ちなみに、読者の方で2014年度NISA口座で保有している株式が120万を超えている場合は、ロールオーバーを優先的に考えることをオススメします。なぜなら、120万の枠を超えてNISA適用が受けられるからです。
税制だけをみれば継続したほうが有利かなと思います。頭の中に入れておくことをオススメします。
今までのペプシコ(PEP)NISA投資を振り返ってみよう
よい機会ですので、ペプシコ(PEP)のNISA投資を振り返って見ます。
まずは売買益。
投資金額が461,450円で、現在の評価額が611,747円。評価益は150,250円となっています。
次は配当益です。
受け取った配当は17回で71,916円です。
現在のところ、5年間で評価益150,250円と配当益71,916円の合計222,166円が利益になっています。
NISAでは利益222,166円に発生する20%の税金が得します。およそ44,433円です。
ミスターマーケットのノイズでした。
どうも、日米株投資家のミスターマーケットです。
今回は僕が2014年にNISA投資したペプシコ(PEP)の無印NISAロールオーバ問題を考えます。