Contents
ドルコスト平均法とは?メリットは?
ドルコスト平均法とは投資手法の1つで一定期間ごとに定額で購入していく手法です。
メリットとしては一定期間ごとの購入で時間の分散が可能になることです。
定額で購入することで価格が高いときには少なく購入できますし、価格が安いときには多く購入することになります。
結果として高値掴みを防ぐことができ、上下する相場では平均単価を抑える効果があります。
“つみたてNISA早わかりガイドブックより”
ドル平均法のデメリットは?
一方でドルコスト平均法にはデメリットもあります。分散することによって投資機会が失われることです。
右肩上がり相場の場合は一括購入するよりも平均単価が上昇してしまうことがあります。
先ほどの例では、1ヶ月目の投資したあとに価格が上昇すれば、ドルコスト平均法を使わずに一括購入したほうがより儲けが多くなります。
購入した次の日に価格が半分になっても大丈夫?
ドルコスト平均法にはメリットもデメリットもあります。
では、ドルコスト平均法ってどう考えればいいのでしょうか?
ドルコスト平均法について迷ったら、投資資金が購入した次の日に価格が半分になって良いかを考えれば良いと思います。
もし、購入した次の日に価格が半分になったら困る!と思った方(資金)はドルコスト平均法を検討すべきです。
逆に、購入した次の日に価格が半分になっても大丈夫!と思った方(資金)はドルコスト法を使わなくても良いでしょう。
ここで注意して欲しいのは、明日、価格が急騰する可能性もあることです。
ドルコスト平均法を使うということは急騰したときのリターンも手放すということですから。
投資にとって最大の失敗は途中退場・狼狽売りです。投資の神様バフェット氏も投資にとって大切なことは損をしないことと言っています。
あなたの投資に落とし穴はない?
もう1つドルコスト平均法で迷ったら、考えてほしいことがあります。
それは、あなたの投資法に落とし穴はないかということです。
もし、完全勝利間違いなしの投資を発見したとして、それに全てをつぎ込んでいいものなのでしょうか?
多くの人が、そして発見者も、その投資法の前提が崩れた時のために余裕資金を持つと思います。
間違っていても大丈夫なようにね。
ドルコスト平均法では少しずつお金を投入していくという点で万が一の備えになります。
そして、スモールスタートは新しいことをはじめやすいです。
投資に落とし穴があった時のために別のストーリを用意しておく、一方で、新しいことにも挑戦してみるために、ドルコスト平均法は検討に値するものだと僕は感じます。
僕は新規投資するときに打診買いをするようにしていますが、もしものために別のストーリも確保することが大切だと思うからです。
ちなみに、セールストークは本質ではない。
ちなみに、ドルコスト平均法は単なるセールストークという人もいます。
投資が怖い人に対しての証券会社のセールストークだというのです。
確かに、ドルコスト平均法はセールストークの一面もあるでしょう。
ただセールストークだからといって、その投資手法が間違いか、どうかというのは関係ありません。
そのような煽りはただの思考を停止させるレッテル張りです。
そんなことを言えば、一括投資をするのが正しいというのも、早く成果を上げたいセールストークに他ならないからです。
ゆっくり投資経験を積み重ねていきましょ。経験が増えればリスク許容度も増え、ドルコスト平均法が必要でない時もきっと来るはずです。
ドルコスト平均法に限らず、投資にはメリットがあればデメリットがあると思って間違いないです。
メリットもデメリットも考えたうえで自分にとってどうかを考えたほうが有益です。
ミスターマーケットのノイズでした。