
この指標をみれば儲かる!?
投資の世界ではこの指標をみれば株価を読める、そんな話があります。
その多くが景気先行指数と呼ばれ前回や前々回の株安時に反応を示したものです。
株安前に警告を発した人がいると信憑性が上がります。バフェット指数とか、ケラー指数とかね。
指標1つをみておけば儲けれるなら簡単です。大変魅力的で、そんな話をついつい聞いてしまいます。

景気の先行指数とは
そもそも、景気先行指数とは一体どのようなものでしょうか?
代表的な景気先行指数に、日本では機械受注や鉱工業指数があげられます。米国では失業保険申請数が有名です。
それらは景気に敏感な業種や事柄を定量で把握できることから景気動向を先読みする指標になっています。
株価自体も先行指数
そして、実は株価自体が景気先行指数の1つだったりします。
そして、僕は株価こそ最強の先行指数だと思っています。
株価は景気と同じように動きますので、景気を先読みできれば投資で儲けることができます。ですので、投資家にとって景気の動向は非常に気になります。
その結果、僕たち投資家は景気動向に反応して株を売ったり買ったりするわけです。
先ほどの景気先行指数も自然と株価に織り込まれることになります。そして、前回景気変動をズバリ当てた指数や人の意見も織り込むのです。

僕たちの欲望が株価を最強の先行指数にしている
つまり、僕ら投資家たちの儲けたい気持ちが株価を最強の先行指数にしているのです。
ですので、僕たちの欲望がなくならない限り、特定の指数だけをみて儲けることはできないでしょう。
もちろん、株価も間違えることはあります。
急な予想外のイベントによるパニックや、注目しているトピックスによって、極度にブレるからです。
そして、事実だけでなく、期待や失望も株価を動かすからです。

「これ、みとけばいい」には注意しましょう。
ミスターマーケットのノイズでした。
どうも、日米株投資家のミスターマーケットです。
たま〜に、この指標をみておけば株価が読めるって話があります。
「ミスマさんは注目している指標ありますか?」的なやつです。
だけど、僕はこの手の話をあまり信じてません。
それはなぜか?なぜなら、株価は最強の先行指数だからです。