どうも
ミスターマーケットです。
先日、投稿しました「【保有企業】201708ポートフォリオをまとめてみた」について「確かに」と思わせるコメントをいただきました。今回はそのコメントについて返信します。
Contents
さーて、あなたの疑問に答えます。
まずは頂きましたコメントです。
なんかむりにうって投資資金を回収しているところが不思議なかんじ
自分がかんがえて選んだ投資先
好調ならもっててもいいんのでは?
絶対に損はしたくないという気持ちのあらわれ?
損はないという安心を得たいだけで、売買手数料と税金払うのはどうかと
ミスターマーケットの「2倍になったら半分売る」戦略についての質問です。非常に的を得た率直な質問だと思いましたので、記事にして返信しようと思います。コメントありがとうございます。

ちなみに「2倍になったら半分売り逃げ戦略」はどこで学んだ?
実は「2倍になったら半分売り逃げ戦略」は大学の講義で学びました。とはいっても、証券投資論など投資の講義ではなく、確か、マーケティング系の講義でした。つまり、今思えば、先生の「自慢話」です。
当時、ミスターマーケットは株式投資をはじめて2、3年の新米投資家です。学生投資家ですから、資金も極極小さい金額(確か大学卒業時に30万程度証券口座にあった記録があります)で、保有できる銘柄数も限られるわけです。相場下手なMr.マーケットに2倍になるような銘柄を探せるわけもありません。
そんなときに「2倍になったら売ってあとはずっと持ってればいい」とサラっと言う先生の姿はかっこよかったです。学生Mr.マーケットの脳みそに「2倍になったら半分売り逃げ戦略」が強く強く刻み込まれたわけです。
その後、小泉政権下で一旦は景気回復・株価も急騰するものの、政治が漂流しはじめ、景気も悪化していき…リーマンショックが起こるわけです。もちろん、ミスターマーケットも社会で働きだします。
(↑3つ子の魂100までもという言葉がありますが、この時に起きたことがミスターマーケットの投資心理に大きな影響を与えていると思います)
さて、前置きが長くなってしまいました。コメントに返信します。
好調な投資先なら持っててもいいんでは?
いいと思います!
好調な投資先の株が2倍、5倍、10倍になる可能性もありえます。
例えば、Mr.マーケットの場合はシスメックス・カルビー・ブロンコビリーの3銘柄だけでもおよそ300万を逃している計算になります。

しかし、それは「現在」から「過去」をみたからわかることです。「過去」から「現在」は見えません。この先、第2のリーマンショックが発生する可能性もあったわけです。ギリシャ危機が欧州全体に波及する懸念もありました。
また、シスメックスやカルビーはほとんどの期間で高いPER、つまり割高の状態でした。ミスターマーケットは「下がる」とは思っていませんでしたが、このまま順調に上がりつづけるとは思えなかったわけです。
せっかく2倍になった株価、そして、あの先生から学んだ「2倍になったら半分売り逃げ戦略」が実行できるときです。迷いなく売却した記憶があります。(そして、違う銘柄に投資したと思います←)
つまり、簡単に言えば、ミスターマーケットには2倍になった株式を持ち続ける力も、経験もなかったのだと思います。
絶対に損はしたくないという気持ちのあらわれ?
正直、損はしたくないです。
しかし、Mr.マーケットは「絶対に」というわけでもありません。「絶対に損をしたくない」のであれば投資はしていないと思います。
バフェットの有名な名言に「ルールその1: 絶対に損をするな。 ルールその2: 絶対にルール1を忘れるな。」というものがあります。おそらく、損をしたくないという気持ちは大切なのかなと思います。
損はないという安心を得たいだけで、売買手数料と税金払うのはどうかと
ミスターマーケットは長期投資を行うには「安心」が大切だと思っています。長期投資は長い間保有を続ける必要があり、「安心」の状態を保つことが大切だと思っています。
シスメックスやカルビー、ブロンコビリーも当初の投資資金を回収し「安心」できたからこそ、今まで保有し続けれた可能性もあるのかなと思っています。もし、分割せずにいた場合、途中で全て売ってしまっていたかもしれません。
おそらく長期投資でなければ、さほど「安心」に関して注意を払わなくても良いかもしれません。また、Mr.マーケットは性格的にほぼフルインベスト状態が続いていますので、できるだけ「安心」の銘柄に投資する必要があるのかなと思っています。
そして、売買手数料と税金についてはおっしゃるとおりだと思います!長期投資をしている限り株式売買手数料は比較的小さいのでまだいいとして、税金は大敵です。「税率2倍にしておいて、なにがNISAだ!!」と今でも起こっています。
Mr.マーケットはできるだけ手数料は最小に、税金はもっともっと最小にすることをこころがけています!実はこの春に日本株マニー300株中200株の売却を検討しました。あと一歩のところまで行きましたが、税金が大きすぎるために断念しました(そして株価は3割ぐらい下がりました…)
手数料と税金を軽視したわけではないのですが、安心を優先させすぎたかもしれません。ちなみに、売却資金で別の銘柄を購入したと思いますので、その面では安心を得てないかもしれません。
改めて「2倍になったら半分売り逃げ戦略」について
この「2倍になったら半分売り逃げ戦略」はけっこう気に入っています。売った後にどんどん上昇していった株もあります。ですが、不思議と後悔していません。
おそらく、その理由は半分は保有しつづけていることにあります。もし、全て売却していたら、「売った株がむっちゃあがっているオーマイガー」となっているでしょうが、半分保有しているわけで、正直嬉しいです。たぶん、オレの脳みそのお花畑な部分なのでしょう。でも、この性格で良かったなと思っています。
実際に「2倍になったら半分売り逃げ戦略」を行った感想として、この戦略の最大の利点は残り半分を特にストレスなく持ち続けることだと感じています。良い会社も必ずしも業績が右肩あがりとは言えません。株価なんて、さらに、わかりません。
ですが、すでに投資金額を回収したタダ株だと思えば、株価を気にせず持ち続けることができます。
また、売買の記録の整理ができていないため、正直わからないのですが、例えば、シスメックスを売った資金があったからこそ、カルビーを購入できて、またそのカルビーが上昇してくれて、売却できたからこそ、ブロンコビリーを購入できた可能性があります。
さらに、米国株ではこの戦略を行っていないんですよね。ここは自分でも不思議なところです。売却しなくても安心できているのでしょうか。
一方で、悩みもあります。この持ちつづけている半分の株式を売却すればもっとパフォーマンスをあげれたのではないかということです。この点は今後大きく検討すべき課題だと思っています。
回答になりましたでしょうか…?
今後もコメントお待ちしています。
コメントでいじめないでね(凹んだら返信できないかもよ)。
ミスターマーケットでした。
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