どうも、ミスターマーケット(@mrmarket_japan)です。
今回は2018年1月にナショナルグリット(NGG)を新規に投資しましたので報告します!
ナショナルグリッド(NGG)とは
ナショナルグリッド(NGG)は、英国と米国で電力の送配電およびガスの貯蔵・輸送事業を行う、世界最大級のインフラ企業です。
イギリスでは全域をカバーする高圧電力網を所有し、1,100万世帯に対しガスの輸送サービスを行っています。
米国では北西部に電力の送配電のほか、天然ガスを供給。また、モバイル通信業にインフラ整備サービスも提供しています。
ナショナルグリッド(NGG)は、元はイギリス国営電力会社の解体に伴い送電事業会社として、1995年にロンドン証券取引所に上場。
2018年2月現在、イギリスのロンドン証券取引所の代表指数FTSE100指数の構成銘柄になっています(FTSEはフッツィー)。


ナショナルグリッドに投資した3つの理由
ミスターマーケットがナショナルグリットに投資した理由は以下の3つです。
- 不況に強い公益株
- 高い株主還元姿勢
- NISAで無税の英国ADR
それぞれを説明していきます。
・不況に強い公益株
ミスターマーケットがナショナルグリッド(NGG)に投資した第1の理由は電力・ガスなどの日常生活に不可欠なサービスを提供している公益企業だからです。
公益企業は一般的に景気の良し悪しに左右されにくく、また規制産業のため、収益基盤が相対的に安定しています。
不況に強いことは逆に好景気の影響も受けにくい企業とも言えます。しかし、ミスターマーケットは長期投資を前提に株式投資を続けていますので、長期で保有しやすい安定企業を好んでいるのです。
食品や医療業界を好む理由も不況に強く安定していることがあげられます。


・高い株主還元姿勢
2つ目の投資した理由は高い株主還元姿勢です。
一般的に公益株は規制によって成長が限られています。ですので、資金を成長ではなく、株主還元に使うことが多く配当利回りが高いのが特徴です。
ナショナルグリッド(NGG)も配当利回りは5%を超えています。(下記参照・2018年2月11日)

また、ナショナルグリッド(NGG)は2016年にロンドン北部などで1100万人にガスを供給している事業の権益61%を投資家グループに売却したのですが、その資金を自社株買いや特別配当金に当てています。
一般的な企業は小さくなることや手元からの資金流出を嫌うものですが、株主還元のためならそれも厭わないナショナルグリッド(NGG)の株主重視の姿勢も購入の要因になりました。
・NISAで無税の英国ADR株
3つ目の投資した理由はNISA枠で購入することで無税となる英国ADR株だからです。
イギリス株は外国源泉税額が発生しません(米国株は外国源泉税額10%発生します)。ですので、NISAで日本の源泉税額を免税にすると、配当に関わる税金が0%になります。
配当利回りが高い株式に投資するならまずはイギリス株を狙いたかったのです(米国公益株サザン(SO)との比較)。
業績も確認
業績も確認していきましょう。単位はGBPポンドです。
基本的な業績です。

成長はしていませんが、安定した売上と利益、キャッシュフローを創造しています。
続いて、利益の質もみておきましょう。

電力・ガスというのはつまらない企業ですが、まさに安心して保有できる企業です。
なお、直近利益の増加はロンドン北部のガス供給事業の権益売却によるものです。
最後に1株あたりの指標です。

こちらも安定しています。長期保有で配当を貰っていこうと思います。

ミスターマーケットの本日のノイズでした。
海外インフラ企業を投資対象とする投資信託などにもよく名前が登場する企業です。