日本を代表する株式指数:日経平均株価
日経平均株価といえば、言わずもがな、日本の代表的な株式指数です。
日本の超一流企業が上場している東証1部から、さらに日本を代表する255社が選ばれ、その株価を集計して算出される指数です。
一般的なニュース番組でも終盤になると1日の経済の動きを表すものとして紹介されるなど、まさに日本経済の体温計として活躍しています。
実は、この日経平均は過去7年ほどでみると米国を代表する株式指数S&P500もビックリの超高パフォーマンスを叩き出していたりします!
下↓のご覧ください。
上↑グラフは2012年9月末の日経平均(赤)とS&P500(青)の両指数を1000としたものです。
S&P500がおよそ2倍になっているのに対して、日経平均はなんと2.4倍にもなっているのです。
ということになります。ミスターマーケットをはじめとする米国株投資家も冷や汗ものの不都合な真実なわけです。
しかし、日経平均株価にはもう1つの顔がありまして…
しかし、実は日経平均株価にはもう1つの顔がありまして、それが「ドル建日経平均株価」なわけです。
日本人投資家からみると、ドル建日経平均って全くパッとしませんけど、海外投資家は一般的に使う指数らしいです(らしいwww)。
世界の基軸通貨は「ドル」ですから、米国投資家なんかは円とかアウトオブ眼中なのかもしれません。
で、このドル建日経平均ですが、先ほどと同じように過去7年程度のパフォーマンスをみると面白い事実が浮かびあがってきます。
ではさっそく見てみましょう↓
さきほどのグラフにドル建日経平均(黄)を追加したものです。もちろんと2012年9月末を1000としています。
な、な、なんと、日経平均をドル建にすると、パフォーマンスがS&P500と並ぶわけです。
そして、指数の動きも瓜二つなわけですw
この話は、別に、日本円建日経平均株価への投資が正しいとか、ドル建日経平均株価が世界標準とか、そういう話ではなくて、こういう見方もあるよって紹介したかっただけです。
東証は海外投資家が最大の取引シェアが持っていますから、意外と、ドル建日経平均でみたほうが相場の動きがわかるかもしれません(僕ははタイミング投資はしていませんけどね)。
ミスターマーケットのノイズでした。
ええー?ちょっとちょっと、これ、本当ですか?
びっくりです。…(´・ω・`)
5年より長いスパンだとどうなるんですか?
まりもさん!いつもありがとうございます!
はい!僕もデータを集めてグラフを見たときはその類似ぶりにびっくりしましたw
今回のグラフの期間はアベノミクスが始まった2012年9月からにしています。
日本株が有利だったときも、実はドル建でみるとそうでもなかったんだよ的なメッセージです。
(日本株をdisるとかそういうわけではありません。現実にもいろいろな視点があるよということです)
データを作れたらもう少し長い期間でもつくってみようと思います。
今後ともよろしくお願いします!