【長期投資の試練その1】感じることができない投資のメリット

どうも

ミスターマーケットです。

 

長期投資と聞くと、多くの人がバフェットの「バイアンドホールド」を思い浮かべると思います。素晴らしい会社を購入して持ちつづけるだけ。そうすれば、雪だるまのように加速度的に資産が増えていく。非常に、わかりやすく、しかも、簡単そうな投資法です。

 

しかし、Mr.マーケットが実際に投資をしてみて思うことは長期投資は非常に困難な投資法だということ。そこで、Mr.マーケットが長期投資のなにが難しいと思うかを「長期投資の試練」というタイトルでまとめてみました。今回はまずその1つ目の試練からです。

 

長期投資の3つの試練

 

ミスターマーケットが思う長期投資には以下の3つの試練があると思っています。

  1. 感じることができない投資のメリット
  2. 待てど暮らせど一向に上昇しない株価
  3. そして必ず直撃する○○ショック

今回はその1:感じることができない投資のメリット-少ない配当金についてです。

感じることができない投資のメリット-得ることができない売買益、そして少ない配当金

 

長期投資でキャピタルゲインを得ることは遠い未来の話

長期投資の最初の試練はなかなか投資のメリットを感じることができないことです。

 

ミスターマーケットは人はメリットがあるから行動することができると思っています。もちろん、投資も同じでメリットがあるから投資をするのです。

 

短期投資や中期投資ならば株価が上昇したところで売却すればすぐにメリットを感じることができます。売却してしまえば、投資金額と値上がり益が現金としてサイフに入ってきますから、容易に投資のメリットを実感することができます。

 

一方で、長期投資は簡単に投資のメリットを実感することはできません。もし、株価が20%上昇し、含み益を手に入れたとします。少しは「おっ」となり投資のメリットを少しは感じるかもしれません。しかし、含み益はあくまで計算上の、仮の利益でしかないわけです。株価がもとに戻れば、一瞬にして消えてしまいます。

 

 

例えば、上↑のグラフはキヤノンの含み損益推移グラフです。2012年からのものですが、長い低迷を経て2015年にやっと含み益がでてきたと思ったのも束の間、すぐに含み益が吹き飛び、再度再度含み損の沼に入り込んでいます。

 

投資のメリットを実感するにはあまりにも少ない配当金

 

もし、長期投資で○年間は売却しないという堅い方針を立ててしまった場合は○年間はキャピタルゲインを得ることも、投資した資金を回収することもできまなくなります。そうなれば、長期投資で得られる投資のメリットは配当に限られてしまいます。

 

ですが、Mr.マーケットが考えるに配当は投資のメリットとしてはあまりにも小さい実感だと思います。特に投資直後の配当利回りは高い会社でも年3%あればいいほうです。たった3%です。

 

もし、100万円を投資したとして初めの1年間はたった3万円しかメリットを受けることができないわけです。100万円のたった10%でもなにか購入すれば、容易に3万円以上のメリットを感じることができます。

 

特に若いうちはいろいろ欲しいものも沢山ありますし、購入している友人をみていると、なかなかつらいものがあります。長期投資の場合は消費のメリットに比べて投資メリットは非常に小さく感じられるものです。

 

例えば、上↑のグラフはP&Gの配当累計/投資資金の推移グラフです。2009年から2017年まで8年間も持ち続けてやっと投資金額の20%を回収することができています。8年で(たった!)20%です。消費を我慢するには少ないと思いませんか?

 

長期投資はなかなか投資のメリットを実感できない

この記事の趣旨は「長期投資は甘くはないよ!安易な気持ちであると挫折するから、やるなら覚悟してやろう!」というものだったのですが…

 

記事を書いていて、憂鬱な気分になってきました←

 

なぜ、長期投資をしなければいけないんだろうか。短期投資、中期投資でいいのではないのか…。

 

長くなりましたので、後日に長期投資の試練「その2」「その3」の記事を書きますね。よかったらそちらもお願いします。

 

ミスターマーケットの本日のノイズでした。

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どうも!ミスターマーケットです。 Mr.マーケットは30代半ばの普通の会社員です。20歳から株式投資をはじめ、現在は日本株と米国株で配当を中心に長期投資を行なっています。よろしくお願いします。